くせ毛ってうねってるだけじゃないの?!

くせ毛を自覚する女性は65%

 

今日のテーマは、ずばり「くせ毛」。

「くせ毛」を自覚している女性は全体の65%に達していると言われています。(ルベル公式サイトより出典)

美容師の自分が現場で感じるのはそれ以上、特に30代以上の方で軽度のくせ毛も含めると70〜75%かなといったところです。私自身もその一人です。その他が完全なまっすぐの髪の人、というわけでもありません。(私のお客様はくせ毛の方がとても多くいらっしゃいます)

生まれつきの毛質ですので美容師が客観的にくせ毛と感じても、ご本人はそれが普通なのでくせ毛と実感していないケースも多いです。若い時はまっすぐだったのに年齢とともにくせ毛を感じるようになった、という方はかなり多いです。年齢を重ねるに連れて強くなる癖についてはこのあと出てくる、コルテックス内部の間充物質が少なくなるのが大きな原因です。

以前にくせ毛のへケアの記事でも髪の毛の構造について書いてありますので良かったらご覧ください。
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【くせ毛VS直毛】見た目も中身も違うんです

まずはくせ毛と直毛の断面図を見てみましょう。

楕円やいびつな断面

真ん中の芯のようなものはメデュラ(毛髄質)という部分です。細い毛、子供の毛などにはメデュラが存在しない場合もあります。髪の太さ硬さや強度に関係する部分と言われていますが、はっきりした役割はわかっていない部分もあります。

直毛は真円に近いですが、20年近くいろんな方の髪を見てきた経験から言うと完全な直毛の人はごく僅かです。多少のうねりねじれがあるのが一般的です。

くせ毛の種類4つのパターン

くせ毛の種類には下の図のような種類がありますが、それぞれが頭の部位によって混ざってたり、一見、直毛に見える人にも部分的にくせ毛が合ったり十人十色です。

波状毛(はじょうもう)

ウエーブがある髪の毛。パーマのように見せかけて活かしやすいくせ毛。比較的ツヤがあるタイプ。

波状毛

捻転毛(ねんてんもう)

ねじれのある髪の毛。ブローなどではねじれは取れない手強いくせ毛。ツヤが出にくい。

連珠毛(れんじゅもう)

ぼこぼこした凹凸がある手触りの髪の毛。矯正でも凹凸は取れないのでなめらかにはなりにくい強いくせ毛。特にツヤが出にくい。

縮毛(しゅくもう)

文字通り細かい縮れのある髪の毛。広がりやすくツヤが出にくい。

肉眼では自分の髪がどのタイプか判断しにくいですよね。

【直毛とくせ毛の内部状態の大まかな違い】

 項目 直毛 くせ毛
水分量 普通〜多め 少なめ
脂質量 普通〜多め 少なめ
2種のコルテックスの分布 比較的均一 偏りあり
キューティクルの状態 比較的均一 比較的不均一

少ない、足りないものは補ってあげるケアでかなり扱いやすく!

性質の異なる2種のコルテックス

下の青と赤のつぶつぶのある絵は髪の中のコルテックスの分布イメージです。コルテックスはパーマ、カラーで髪を加工したり、ケアしたりするときに重要な部分です。

●オルソコルテックス(水分を吸いやすい)

●パラコルテックス(水分を吸いにくい)

直毛のコルテックス分布イメージ

直毛は真円に近い断面です。2種のコルテックスが比較的均一に存在しています。吸水性、撥水性の働きがバランスよい状態です。潤いやツヤもあります。

くせ毛のコルテックス分布イメージ

くせ毛は歪んだ楕円の断面です。2種のコルテックスが偏って存在しています。そのため吸水性、撥水性それぞれの部位の水分量にも偏りが出ます。それがねじれやうねりとなって現れます。

 

 

くせ毛コントロールのキーワードは、「水分量」


くせ毛のメカニズム、いかがでしたか。

生まれ持った毛質は変えることはできませんが、扱いやすい状態にコントロールすることは可能です!

次回は実際にサロンでくせ毛のお客様にアドバイスしている「アウトバストリートメント」を使った毎日自分でできる簡単なくせ毛対策(水分量のコントロール)についてお話しようと思います!

ABOUTこの記事をかいた人

はじめまして、COBAこと小林 澄江です。このブログを見ていただきありがとうございます!私は札幌大通で活動している個人営業の美容師です。くせ毛や白髪と上手に付き合うアイディア、ファッション、本、美容、気になったことなど私なりの視点から楽しく書いていきたいと思います。(2018年8月までの記事は旧はてなブログからの記事です。)