褪色してオレンジっぽくなった髪色をダークグレイッシュにチェンジ!

カラー後のさけられない宿命、それは「褪色」

 

 

COBA
カラー後数ヶ月たつと髪がオレンジ〜黄色っぽくなりますよね・・・。

 

人工的に入れたカラーの色素は残念ながら、
永遠に髪の中にとどまるわけではありません。

数週間後くらいからシャンプーや自然酸化で入れた色素が少しずつ抜けて行きます。
くやしいですが最終的には「色味」は抜けていき「明るさ」が残ります。

 

もちろんシャンプー剤やトリートメントの種類、頻度、髪の状態によって
色が抜けていくスピードには大きな差があるのですが・・・。

 

下の図は、髪そのもののメラニン色素が明るいカラー剤やブリーチによって
脱色されていくイメージです。

 

 

ブリーチチャート

限界まで脱色した髪は黄色〜薄いクリーム色になります。
(左側、こげ茶から右側に行くと明るめのヘアカラーなどです。)

目指す明るさまで脱色された髪に、「色素」(色味)が入ると

下の図のように、ベースの色とカラー剤の色が重なり合って見えます。

色彩

この、重なった色味が褪せていくと1番目の図のように
メラニンの明るさのみの状態に戻っていきます。

美容室でカラーをするときは、この2つの要素

・下地にある色
・その上に重ねる色

をそれぞれの人によって
見極めて、補色や彩度、明度、色相など色彩学をフル活用して・・・

と、美容師はいろんなことを考えながら褪色した髪に入れるカラーレシピを作っていきます。

 

 

オレンジ味を最大限消してダークグレイッシュにカラーリング!

 

 

前回のカラーの色味がなくなって
オレンジっぽく。

今日は、オレンジ味を消してダークグレイッシュにします。

 

施術前

 

オレンジみを消すには、ただグレイ色を塗るのではなく、補色も必要です。

 

補色とは?…  色相環上で向かい合う色。お互いを打ち消し合う関係にある。

 

ダークグレイッシュ

 

と、こんなかんじで青みを感じるクールなグレイッシュカラーになりました。
お客様の場合、もともと色素が薄いほうなので色味が抜けるスピードも早いので、
今回はより長く色素が残るよう、目標より0.5トーンくらい濃い目にしてあります。

 

今回は上の黒い自毛部分は染めずに、
明るくなったところだけややグラデーション状に染めてあります。
(ゆくゆくは全部自毛にするべく伸ばし中)

 

明るいところにかぶせたグレージュやアッシュ等の寒色系の色味は、
時間経過とともに色が変わっていくのも味が出て楽しめます。

 

気になるダメージについてですが、褪色した部分を更に明るくする必要がない場合は、
脱色力の少ない

・低アルカリのカラー剤
・穏やかな作用の2剤

を使っています。

 

美容室では、ダメージの有無など状態によって部位ごとにカラー剤のタイプを塗り分けています
そうすることで、繰り返しのカラーで髪の強度が落ちて行かないようコントロールします。

 

もちろん、カラーの前に内部成分を補ったり、
シャンプー後にアルカリに傾いた髪を弱酸性(等電点)寄りに近づける処置や
カラー剤の成分が髪の中に残るのを最小限にする処置などもしています。

 

カラー剤には、色素や発色剤の他に油分等も配合されているものもあるので
内部にそれらが入ることによってカラー直後の髪はしっとり落ち着く人が多いですよ。

 

 

Q.せっかく入れたカラーを長持ちさせるには?

 

A.入れた色素が髪の中から出て行くスピードを抑えるには、キューティクルの開きが少ない 洗浄力が穏やかな界面活性剤などを配合したシャンプー剤等がおすすめです。そのようなタイプのシャンプー剤を常用してる人のほうが褪色のスピードが 抑えられるケースが多いと感じます。

 

キューティクルって、水に濡れるだけでも多少は開く(膨潤する)のです・・・。

 

いかがでしたか?退色とヘアカラーの関係についてちょっと詳しくお話しました。
少しでも長く入れた色が長持ちするのを私も願っています!

カラーのヘアケアについてはまた別の機会に…!

 

ABOUTこの記事をかいた人

はじめまして、COBAこと小林 澄江です。このブログを見ていただきありがとうございます!私は札幌大通で活動しているフリーランスの美容師です。くせ毛や白髪と上手に付き合うアイディア、ファッション、本のことなど大人に楽しく、自分なりの視点でで楽しく書いていきたいと思います。(2018年8月までの記事は旧ブログからの記事です。)