昨今の「グレーヘアVSカラー問題」について考えたこと。

最近メディアをざわつかせた、「グレイへア」

 

「現代用語の基礎知識」選 ユーキャン新語・流行語大賞にノミネートされた「グレイヘア」

この話題にアンテナが反応した人、多いと思います。

白髪で悩む人もそうでない人も、まだ一般的には現役世代の女優や俳優、アナウンサーなど
メディアに露出する職業の方たちが潔く白髪を全面に活かしたヘアスタイルを披露しているのを目の当たりにして
いろんな意味での衝撃を受けたのでないでしょうか。

美容師で、カラーリング技術を提供している立場でこのテーマについて書くのは賛否両論あると思いますが、
プロフで「ホンネ」で書くと宣言しているので、ので書くことにしました(^.^)

同じ白髪の悩みを抱える一個人としてとても興味深いムーブメントだと正直感じています。

 

サロンの現場で長年たくさんの方にお会いしてきて、
今現在までカラーリングをしてきている幅広い世代の方から下のような声を聞くことがあります。

 

「今後、もっと年を重ねていったらカラーで白髪を隠すのをやめようかな?」

「やめたらどのくらい真っ白なのかな?」

「途中が大変そうだね。」

 

あなたも思ったことありますか?

 

グレイヘアって?

 

「グレイヘア」というのは白髪のことで美容業界では昔から日常的に使われることばです。
現場ではピンポイントに「白髪」そのものを指す事が多いです。

今、世間で話題になっているグレーヘアというのは、
「白髪を活かした魅力的なヘアスタイル」といった意味合いで広まっていると私自身は感じます。

正確に言うと白髪は「グレイ」ではなく、「White、白」です。
髪全体を見たとき、黒髪と白髪が比較的まんべんなく生えているときグレイ色に見えます。

黒い髪の毛1本1本がグレイ色になっていくと想像している方も多くいらっしゃいますが、
あくまで白と黒がランダムに混ざって生えているので遠目ではグレイに見えるのです。

 

 

白髪が気になり始めるのは30代くらいからで、個人差はかなりあります。
中には70〜80代でも後頭部はほぼ黒い人もいれば、30代〜40代ですでにホームカラーを3週…2週おきにしないではいられない人も。

自分も30代後半からぽちぽちこめかみに白髪が増えました。

 

日本人の「カワイイ」信仰

 

日本人には古くから
若さ、無垢さ、可愛らしさ、などを称賛する文化や思想がありますよね。

ここのところ、ファッションやカルチャー面でますますより若々しいものがもてはやされていると同時に

例えば若い女の子のなりたいスタイル像でいうと…

女子
「細くて華奢なモデル体型」になりたい!」
というような志向が変化してきて

女子
「グラマラスでメリハリのあるボディがcoolだ! 筋肉女子かっこいい!」

ややオーバーな表現ですが、こんな風になりましたよね。
(ファッションやカルチャーは多様なのでみんながそうではないけど、流れとして)

 

他に、よくある話なのですが「ゆるふわ」「モテ系」「アヒル口(笑)」全盛期だった頃、
ヘアスタイルの雑誌やウェブ検索サイト写真をいつもご覧になっているというお客様が、

 

「何かそういうのに載ってるのって大人っぽい髪がないよね。」 「みんなモデルが極端に若すぎてリアルじゃないよね。」 「30〜40代って一体どこ目指したらいいんだろうね。20代の子みたいだとおかしいし、かと言ってマダムっぽいのもどうかと思うし・・・」

といったことをおっしゃっいました。
私も同感で、若い人とシニア世代の「中間の世代」に共感されるようなヘア、ファッションの情報源が少なかった時代でした。

 

今では、30代以降の大人世代をモデルに起用しているスタイルブックなども増えましたよね。
一昔前と違い、おとなが自由に個性を活かしたファッションを楽しめる空気になったと思います。

 

もうすでに、大人が「違和感」を感じながら幼くて、かわいい一辺倒の
若い世代のファッションやヘアを選んでしまう時代は終わってると感じます。

中には「本当は自分の好きなファッションをしたいけど、周りから〇〇な感じに見られたい」
という女性の声もよく聞きます。

特に若いときは誰しも誰かに対する「モテ」や「ウケ」を意識したこともありましたよね!
ご多分に漏れず私にもそんな時代がありました……(^_^)

そんな経験もして、大人の世代になってた今、
もっと直感的に自分の好きなものを選んでみるのも楽しいのではないでしょうか?

 

 

COBA
カラーリングで白髪の存在を消して幅広いトレンドを楽しむのも、染めない髪を活かすのもすべては自分の自由。 自分が気持ちいい方を選べばいいと私は思います!

 

実際、どうやってグレーヘアになれるの?

 

 

 

gray hair

 

 

 

 

COBA
実際グレーヘアにしたい人、どうしても見苦しくなりやすい移行時期をどう過ごし、どのように「美しい」グレイヘアを育てていくのか簡単にご説明します。あくまで「美しい」グレーヘアを作る前提です。

 

How to グレイヘア完成まで

その1. ひたすら白髪をそだてる覚悟!(外出時は帽子をかぶる、ウィッグを使う人も。)

その2. ミルクティ、ベージュ、ライトグレージュなど淡いトーンのカラーに移行して徐々にカラーリングをフェードアウトする。(比較的白の割合が優勢な方の場合)

その3.定期的なカット。毛先を先細りにしないスタイル。アウトラインに適度な重さを残す。(白髪特有のパサツキ感を少しでも感じさせない工夫)

その4.ストレートで毛量の少ない人、ボリュームの出にくい人はパーマ×グレーヘアが素敵。(華やかさをプラス)

その5.グレーヘアはケアで輝く。(黒髪より内部間充物質、水分、脂質なども少ないのでぱさつきやすく、キューティクル表面も乱反射してツヤが見えにくいため。)

★他にもケースによってここには書ききれない様々なアプローチ法が出てきますが、
私の場合は大まかにはこんな具合です。
(美容師によって別のアプローチの仕方を提案することがあります。
あくまで個人の意見として参考にしてください。)

★多少の個人差はありますが1ヶ月1センチ弱、1年で12センチ、と概算すると顎下くらいの長さの人で2年〜2年弱
ミディアム以上で長さをキープするときはそれ以上かかることが多いです。その間カットは定期的にします。

 

実際、グレーに移行していきたいというお客様が、その1の段階で淡いベージュカラーにしたときの記事がありますのでご参考に。
グレーヘア移行前段階の淡いカラーリング

 

 

グレーヘアと決断

 

 

グレーヘアについて長くなりましたがいかがでしたか?

「白髪を染めるのをやめて、おしゃれできれいでいたい気持ちからも卒業する」

 それとも、

「白髪を染めるのをやめるけど、あくまできれいでセンスよくいたい」

どちらを選ぶかで見た目の印象にもメンタル的にも大きな差が出ると思います。

・白髪にはどんな服があうか
・白髪にはどんなメイクがあうか
・白髪に似合うカラー
・白髪が映えるヘアスタイルとやめたほうがいいヘア
・白髪へのケア法

カラーをやめるのはとても勇気がいることですよね。
不安やわからないことがたくさん有ると思います・・・。
検討中の方、実際ご来店して15分の無料相談もしております。(フォームから要予約・その後の来店なしでもOKです。)
メッセージでのご相談もお気軽に!

(一人営業のため即返信はできないのですが、24時間中にはお答えさせていただきます。)

 

 

 

ABOUTこの記事をかいた人

はじめまして、COBAこと小林 澄江です。このブログを見ていただきありがとうございます!私は札幌大通で活動している個人営業の美容師です。くせ毛や白髪と上手に付き合うアイディア、ファッション、本、美容、気になったことなど私なりの視点から楽しく書いていきたいと思います。(2018年8月までの記事は旧はてなブログからの記事です。)