なぜ美容室に行く時フード付きパーカーが向かないのかイラストで解説します。
【美容室に行くとき不向きと言われる服装】
フード付きパーカー
厚みのあるタートルネックの洋服など
結論として、美容室に行くときはフード付きパーカーを着ていかない方がスムーズに施術できます。
言葉では伝わりにくいと思いますのでイラストで表現してみます。
もくじ
フード付きパーカーを着ていると肩まわりにどのような変化が起こるのか?
画像出典:Canva
フードやボリューミーなタートルネックは襟元に厚みが出ます。
この厚みが作業に影響しやすいのは次のような場面です。
- カット
- シャンプー
襟元にボリュームがない服を着た場合
まず、肩や首に膨らみがない洋服を着てカットするようすを見てみましょう。
肩に髪が乗るくらいの長さの人で例えます。
カットするときも肩(厳密には背中上部)厚みがないので、髪が持ち上がることはありません。
下のイラストをご覧ください。
真横から見た様子です。
余分な膨らみがない服装の場合は髪も素直に下に落ちます。
カットする時1センチ髪の毛を持ち上げて切った場合、毛先にグラデーション(浅い段)が生じます
意図的に髪を持ち上げて段差をつけていくグラデーションというカット技法があります。
フードのような厚みや幅の広いものが肩の上に乗っていると、
本来持ち上げないで切るべき部分がスタートからすでに数センチ持ち上げて切るような状態になります。
意図的に段差をつけるときは良いのですが、パーカーを脱いだあとのギャップが出てしまいます。
フード付きパーカーなどを着た場合のカット
ややわかりやすくデフォルメしています。
フードの厚みは?
- スウェット素材のオーソドックスなものでも約3cm
- もこもこのフリースタイプで約3.5cm
(自身で測定した数字)
3センチとはカットの世界ではスルーできない長さです。
特にイラストのような肩に髪が乗るミディアムレングスの人はとくに避けたいところです。
フード付きパーカーを着たままカット・シャンプーするときどんな状態になるか
- フードの厚みでカットの断面に段差が生じやすい
- カット中、手や道具が正常な動きがしにくい
- シャンプー時に首の後ろが圧迫されやすい
フード付きパーカーの中にTシャツなどを着ておくと施術時に脱ぐ事ができるので安心
どうしても、「今日はパーカーな気分なんだよっ!」というときは、
脱いだらTシャツになれる格好で美容室に参戦すると安心です。
美容師がスムーズに施術ができるし、お客様も煩わしさを感じずに済みます。
美容室に行く時避けたほうがいいハイネック、タートルネックの種類
タートルネックや肩首周りにボリュームが出るデザインの服は
できれば美容室に行くときは避けたほうがいい服装と言えるかもしれません。
美容師によって、見解が分かれる部分かもしれませんが、
個人的には貴重なお金と時間を使って頂いているお客様に手早く正確なカットをしたいと思っているので、
可能であれば脱いでいただくか、ご了承を得てフードを畳ませて頂いています。
結論、美容室に行くときはフードが付いていない服のほうが安心
カット中お客様に首の体勢を変えてもらうなどのご面倒をおかけしたり、
シャンプー時に肩周りがゴロつくことも考えると、
あらかじめフラットな襟の服装で美容室に行くのがスムーズかと思います。
フード付きパーカーを着て美容室に行くときは脱いでTシャツになれるようにスタンバイしておく
この方法だと、お客様は着たい服を着ることができ、なおかつ施術に干渉しないのでみんなシアワセです。
正直に申し上げると、フード付きパーカーを着てカットできなくはないけれど、作業しにくくなるのは否めません(笑)