縮毛矯正をして3ヶ月目|ダメージさせたくない人のベストな対処法

縮毛矯正をして3ヶ月たったとき、根元の新しい髪が生えてうねりが気になる頃ですよね。

もう一度縮毛矯正をするかしないか、迷っている人に向けて、縮毛矯正の施術経験20年以上の現役女性美容師がお話しします。

Sumi
ここでは縮毛矯正から3ヶ月めの対処法を2つお伝えします。

 

 

ここでは一般的なアルカリ縮毛矯正でのお話をします。

そのほかにも、酸性縮毛矯正、GMTなど色んな種類の薬剤がありますが、

それぞれ作業内容や髪の向き不向き、仕上がりなどに特徴があり、

美容師とお客様とのカウンセリングで適した方法を選ぶのが一般的です。

 

縮毛矯正をして3ヶ月後の対処法2つ

 

縮毛矯正をして3ヶ月後どうするか、くせ毛のタイプや仕上がりのイメージなどをふまえて大きく2つの選択肢があります。

 

①新しく生えてきた根元から中間だけ縮毛矯正

②スタイリングでカバーして縮毛矯正はもう少し後で

2つの対処法をお伝えします。ちなみに、3ヶ月おきの縮毛矯正は周期が早いほうだと個人的に感じます。

 

即効性重視|①根元の新しく生えたくせ毛だけ縮毛矯正

膨張する髪、クセが強い髪は根元と縮毛矯正をしたところの境目が目立つと思います。

イラスト左のように、多毛、膨張毛、くせの強い髪は

3ヶ月目でもかなり膨張してストレートアイロンで毎日伸ばすのは一苦労だと思います。

 

 

ラクしてストレートヘアにしたい場合は、スタイリングの手間と時間を減らすため、

新しく生えた部分を中心に縮毛矯正をする方法があります。

(ダメージコントロールをして毛先まで行う場合もあります)

 

くせの強い前髪や顔周りだけ縮毛矯正する方もいらっしゃいます。

 

 

②ダメージレス+コスパ重視|ストレートアイロンで根元のくせ毛をカバーして次回の縮毛矯正までつなぐ

 

そこまで強くないくせ毛はストレートアイロンを使う方法があります。

次回の縮毛矯正までのつなぎ期間として、

新しく伸びたくせ毛をストレートアイロンでスタイリングします。

 

 

ヘアアイロンのデメリットは、濡らすとくせ毛に戻るので、

都度ストレートアイロンを使う必要があることです。

また、縮毛矯正をしている人はダメージしにくい機能を搭載したストレートアイロンが安心です。

 

Sumi

なぜかというと、縮毛矯正をした髪は熱や薬剤などの負担を受けやすい敏感な状態になっているからです。

 

もちろん強いくせ毛の人もヘアアイロンを併用しているお客様が多いです。

縮毛矯正とヘアアイロンの二刀流という方も少なくありません。

 

 

縮毛矯正から2ヶ月後、再び根元の縮毛矯正をしても良い?

縮毛矯正はヘアカラーのリタッチとは違い気軽に行うべきではありません。

2ヶ月は私個人の感覚では早すぎると感じます。

 

物理的にできないことはありませんが、髪への負担回数が増えるので、

長い期間続けることを考えると「髪の体力」が弱っていくのが心配です。

 

 

縮毛矯正はきれいになるけどダメージはあります!

縮毛矯正は見た目がツヤツヤできれいになるから、

髪のダメージがなくなったように見えますが、

髪そのものは薬剤や熱の負担を受けているのを知っておく必要があります。

 

 

前回の施術から3ヶ目の縮毛矯正根元だけとはどういうことか?

 

同じ部位に繰り返し薬剤の負担を与えないため

毛先に行くほど髪が古くなり薬剤の使用履歴が多くなるイメージです。

縮毛矯正の薬剤はヘアカラーより髪の組織に強い変化を与えます。

一度薬が作用した部分に、次回の施術時に再び薬剤が作用するとダメージが重なるため、

新しく伸びた、まだ薬剤を塗ったことがない根本だけ施術するという方法があります。

 

 

すでに縮毛矯正をしてある部分は、薬剤をつけるのをお休みしたり、

ダメージの程度によって繰り返しても低ダメージな薬剤を使い分けたりします。

 

 

ダメージ対策として施術中に薬剤の影響をできるだけ残さない処置をするのが一般的です。

 

【個人の見解】縮毛矯正は誰にしてもらうかが最も難しいメニューかも

 

縮毛矯正は単純に薬を塗ればいいというものではなく、

髪質によって薬剤選びがとても複雑なことや、アイロンの温度設定や技術が複雑なので、

美容師によって仕上がりに差が出やすいメニューといえます。

 

 

縮毛矯正の経験値が豊富で長期的なダメージ対策を考えてくれる

美容師を選ぶことが一番重要になります。

 

 

縮毛矯正の繰り返しで髪のダメージを蓄積させない引き算的コツ

 

縮毛矯正を繰り返し続けるためには引き算感覚でダメージを減らすことが大事です。

 

ダメージを蓄積させないコツ
  • 最低2ヶ月に一回毛先の古い髪をカットする。
  • なるべく縮毛矯正の頻度を下げる。
  • 酸性縮毛矯正などで薬剤負担をコントロールする。
  • ヘアカラーは低負担なものを。
  • ホームカラーはなるべくしない。
  • 内部補強効果などダメージケアに特化したサロンレベルのホームケアが向いている。
  • 必要に応じてサロンケアを行う。

この記事では縮毛矯正をして3ヶ月目の対処法やダメージを蓄積させない方法、

アフターケアの重要性についてお話しました。

 

今縮毛矯正のダメージに悩んでいる人、

これから縮毛矯正をする予定の人のご参考になれば嬉しいです。

 

髪には個人差がありますのでこの記事の内容がすべての人に
必ずしも当てはまるものではありません。

施術の際は信頼できる美容師とご相談し、ご自身の責任でお願いいいたします。