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グレーヘアを生かし、ほんのり色が欲しい人のヘアマニキュア
脱白髪染めしてグレーヘア移行をされたお客様(2020年10月末現在)の実例をご紹介します。
移行スタート時のようすはこちらをご覧ください。
脱白髪染めという造語には2つのニュアンスが含まれています。
①最近の美容業界用語では一般的な単色塗りの隠す白髪染めをやめて、ブリーチを使ったハイライトを入れるなど、白髪を隠さず黒髪を明るくして白髪との対比を目立たなくする手段。
②日本語そのままの意味では、白髪染めなどの加工をやめて自毛のグレーヘアに移行すること

1年3ヶ月前(2019年7月撮影)グレーヘア移行期2〜3ヶ月の頃のようす
今回ご紹介するお客様は、一年3ヶ月前から脱白髪染め計画をスタートしました。

「染めるのをやめて除々にグレーヘアにしていきたいの。」
というご計画でした。下の写真はカラーをやめはじめて2〜3ヶ月位の時期にご来店されたときの状態です。


境目が気になるこの時期に断念してふたたび白髪染めに戻る人は意外と多いです。
白髪染めをやめて数ヶ月は、ひとまず気長にグレーヘアを育てていく心構えが大切です。
この頃は伸びてきた境目をヘアマニキュアでぼかす方法で乗り切りました。
ぼかしたい部分を、細く縫うようにすくい取って(ウィービング)薄い色をつけます。もともとトップに白髪率が多めの方で明るい、淡い色をオーダーされていました。

施術後の写真です。伸びてきた境い目のくっきりしたラインが目立たなくなりました。染めた部分との境目がはっきりしていると、そこに視線が向いてしまいやすいので、ぼかすことで境目の存在感を中和しています。
頭の下半分はもともと白髪がない部分ですので黒髪です。

2022年現在は咳の間にしきりを設置しています。
2020.10月末グレーヘア移行期1年3ヶ月後|ほぼグレーヘアになった時点での心の変化が
このあと2ヶ月おきくらいのペースでカット+マニキュアでのぼかしを繰り返しました。
グレーヘア移行から半年くらいの時期、6〜7割グレーヘアになった段階でお客様がおっしゃいました。

「やっぱり完全にグレーヘアではなく少しだけ色がほしいな。」
そこで髪をすくい取って染めるウィービングという方法でグレーヘア(白髪)を生かしてほんのり色味を入れるデザインをご提案しました。
下の写真は2020年10月末のご来店時のものです。外出自粛などもあり髪が伸びてしまったので、まずカットで髪型を作ります。

カット後、ヘアマニキュアで染めたあと、シャンプーします。
ホイルで必要な部分だけ染める方法なので、本来の白髪を活かせます。

ホイルワークをしたようす
仕上がりのようすです。美しいグレーヘアを生かしつつ、ほんのりやさしい色味を筋状にブレンドした大人の可愛らしさもあるヘアスタイルです。

グレーヘアにヘアマニキュアでハイライトを入れたデザイン例
グレーヘア移行期によくある心の変化とメリット
画像出典:Canva
「ヘアカラーをやめてグレーヘアにしてみよう。」
と決心して半年あたりで、多くの方はグレーヘア計画を続けるか、以前のように白髪染めをするかという気持ちの分かれ目が訪れます。
グレーヘアに挑戦したいけど白髪になった自分の姿は想像しにくいですよね。
実際にグレーヘアになった自分の姿を見て「やっぱり白髪を染めていたほうがいいかも・・・」
とヘアカラーを再開する人もいらっしゃいます。
どちらも選び難いという人は、この例のようにグレーヘアは生かしたヘアマニキュアのハイライトがダメージも少なくおすすめです。
(ヘアカラー剤でもできます)
グレーヘア移行後のメリット
本来の無加工の髪に再会できる
グレーヘアになると、本来のまっさらな髪の健康さやツヤに驚く人も多いです。
髪がぱさつくのは年齢のせいだけではなくやはりアルカリカラーなど薬剤のダメージによる部分も大きいです。
せっかく健康な髪を取り戻したなら髪を痛ませずにグレーヘアを美しく彩りたいですよね。
ご自分に合った「脱白髪染め」を楽しみましょう
今回は白髪染めをやめてグレーヘア完成後、ヘアマニキュアのハイライトで色を感じさせるスタイルをご紹介しました。
美容師によってさまざまな提案をされると思いますので、好みをわかってくれる美容師に相談するのが美しいグレーヘアへの近道になると思います。
20年以上のサロン経験をもとに白髪染めとファッションカラーの境目を感じさせないヘアカラーのご相談を無料で承っております。
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この記事では①と②のハイブリッド型、
グレーヘアが完成したあと、全体を染めずに低ダメージなヘアマニキュアでハイライトをいれる方法です。
I様、写真撮影と掲載にご協力いただきありがとうございます。