ここではブラシアイロンを使った髪を濡らさない寝癖直しをご紹介します。
ブローが面倒な人
髪を濡らせない人
5分以内に髪を整えたい人
もくじ
- 美容師直伝|髪を濡らさずできるブラシアイロンでの寝癖直し
- ブラシアイロンとは?
- ブラシアイロンの魅力|乾いた髪に使えること
- ブラシアイロンで寝癖を直す実際の手順
- 1.まず全体を梳かします
- 2.【重要】自分の寝癖の位置と状態を目でチェック
- 合わせ鏡で後頭部を見る方法
- 3.寝癖を伸ばして行きます
- 後頭部や側頭部などの寝癖直し(割れる、うねる)
- ショートヘアの襟足エリアの寝癖直し(割れる、ハネる)
- ショートヘアに関してはストレートアイロンのほうが使いやすい場合も
- 毛先がハネる寝癖直し(長さ問わず)
- 毛先のはねた部分の直し方
- 肩まわりの髪が広がらないブラシアイロンのコツは?
- 寝癖を上手に直すポイントは「根元」
- ブラシアイロンは「ゆっくり」がポイント|3〜4秒かけて
- 今回使ったブラシアイロン|ケアライズモデルJ
- ケアライズモデルJ
- くせ毛や縮毛が強い人はストレートアイロンがおすすめ
美容師直伝|髪を濡らさずできるブラシアイロンでの寝癖直し
ブラシアイロンとは?
ブラシアイロンとはブラシの形をしたヘアアイロンです。
操作が簡単なご家庭向けアイテムです。
縮毛や強いくせ毛の人などしっかり伸ばしたい人はストレートアイロンをおすすめします。
ブラシアイロンの魅力|乾いた髪に使えること
基本のストレートヘアでの使い方は以下のページでわかります。
ブラシアイロンで寝癖を直す実際の手順
1.まず全体を梳かします
ブラシで、髪の毛のもつれをほどいていきます。
全体をブラッシングすることで根元が自然に起き上がりスタイリングしやすい状態になります。
なければクシでOKです。
ブラッシングにはクッションブラシやパドルブラシなど、広い面を持ったブラシが使いやすいです。
ナイロンのピンは先端が丸くなっているものが頭皮を傷つけにくくおすすめ。
一般的に獣毛のブラシは仕上げでツヤ出しに使います。
この写真の商品はナイロンのピンでも静電気が起きにくい仕様になっています。
2.【重要】自分の寝癖の位置と状態を目でチェック
画像出典:Canva
まず、寝癖がどこにあるのか、どんな状態なのかを目で確認します。
コレをしないでやみくもにとかしても上手く寝癖が解消されません。
合わせ鏡で後頭部を見る方法
画像出典 Canva
手鏡を持って、鏡が背になるように立ちます。(または座る)
手鏡をのぞくと鏡に自分の後頭部が映ります。
スタイリングの仕上げのときなど後ろ姿を客観的に確認することで目が届かない部分の修正がしやすくなります。
洋服のコーディネートのバランスチェックにも役立ちます。
3.寝癖を伸ばして行きます
準備が整ったところで、スタイリングしていきます。
後頭部や側頭部などの寝癖直し(割れる、うねる)
いわゆる「寝押し」タイプの寝癖です。特にレイヤー(段)の入ったショートヘアの人はパッカリつむじが割れたり、うねりやすいですよね。
ここでは、最低ブラシの幅の1.5〜2倍の長さがある髪向けのやり方をお伝えします。ショートヘアの人はブラシ幅が細めなブラシアイロンを選ぶと操作しやすいです。
寝癖部分を指でつまみ出すようにして垂直に引き出して根元にブラシアイロンを3秒ほど当てたあと、弧を描くようにとかします。
そのあと、割れる部分を表面から色んな方向に梳かし、割れをぼかします。
最後にトップの髪を真上に引き出して後頭部に沿わせるように伸ばして整えます。
短い髪はたくさん取りすぎると熱が伝わりにくいので少なめに取ると伸ばしやすいです。設定温度は160〜170℃で充分です。
ショートヘアの襟足エリアの寝癖直し(割れる、ハネる)
ショートヘアの襟足は、かぶさっている上の髪をクリップなどで止めて作業の邪魔にならないようにします。こうすることで隠れた部分の髪に効率よく熱を当てられます。
上から撫でるように押さえていきます。熱が残っているうちに手のひらでそっと押さえるようにするとより引き締まったシルエットになります。
一箇所に静止しすぎると、やけどしやすいので注意します。
短い襟足を下からすくい上げるのは失敗の元。根元が持ち上がってしまい、浮き上がった襟足になってしまいます。
ショートヘアに関してはストレートアイロンのほうが使いやすい場合も
ブラシアイロンを使える最低限の髪の長さはブラシ幅の1.5〜2倍くらいです。
これより短いと、梳かすだけの操作になりやすいので、ツヤや伸びが弱くなります。
毛先がハネる寝癖直し(長さ問わず)
比較的どんな長さの人でもなりやすいのが、ハネるタイプの寝癖です。
長さがある髪の場合は長い髪の伸ばし方の要領で、内側の髪から順にブラシアイロンを押し当てていきます。
上の髪を必ずクリップでよけておくことで中の髪をきちんと伸ばすことができます。
毛先のはねた部分の直し方
毛先のはねた部分は表からブラシアイロン、裏から手のひらで挟むような形で、気持ち内巻きにゆっくり滑らせるようにします。
※動画でも見ることができます。
肩まわりの髪が広がらないブラシアイロンのコツは?
耳から下の髪は斜め下の方に向かってブラシアイロンを滑らせます。根本に余分な膨らみが出て髪が広がってしまうのを防ぎます。(イラスト右)
角度を上げすぎると根元に変なボリュームがついてしまうので気をつけてくださいね。(イラスト左)
寝癖を上手に直すポイントは「根元」
寝癖の部分をスタイリングするときは、持った髪を起こしてピンと引っ張りをかけます。
その状態でブラシアイロンの熱をを根元、中間、毛先へとゆっくり当てていくのがしっかり伸ばすコツです。
寝癖の範囲が広いときは少量ずつ分けて行うと良いですよ。
ブラシアイロンは「ゆっくり」がポイント|3〜4秒かけて
ブラシアイロンはブラシのように「シャッシャッ」と素早くとかすだけではしっかり癖が伸びません。
ゆっくりすると時間がかかるように感じますが、何度も素早く同じところを往復するより確実に熱が加わるので少ない回数できちんと伸ばせますよ。
今回使ったブラシアイロン|ケアライズモデルJ
この動画の中で使用しているのがケアライズモデルJです。私がいいなと思うのは以下のポイントです。
- 耐久性の良さ
- ボタン一つで温度調節とオンオフができるところ
- 女性の手に馴染むサイズ感と重さ
- 絶妙な握りやすさ
- コストパフォーマンスが良いところ
ケアライズモデルJ
- セラミック塗装のピンは遠赤外線で髪をサラサラに
- ブラシ面とピンの一部、両方が発熱するので伸ばす力がUP
- 120度〜210度までボタン一つで5段階切り替え(ダメージしにくい適温は160〜170℃)
くせ毛や縮毛が強い人はストレートアイロンがおすすめ
縮毛や強いくせ毛がある人はブラシアイロンの構造上、充分伸ばせないことがあります。
このような髪の人は、上のイラストのような挟んでプレスするタイプのストレートアイロンがおすすめです。
私のオンラインセレクトショップ(美容専門卸から正規品をお客様に直送)でもダメージレスなヘアアイロンをいくつか取り扱っています。
髪を濡らさずに寝癖を直す方法としてブラシアイロンを使ったやり方をご紹介しました。
朝のスタイリング時間の時短に役立てばうれしいです。
ブラシアイロンは乾いた髪に使いますので、髪を濡らす必要がありません。ストレスフリーですね!