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※ヘアカラーをするときはパッチテストをしましょう。
この記事は現役20年以上のサロン実体験と、毛髪科学、美容薬学の知識を持った女性美容師が書いています。
美容薬学検定1級
JHCMAヘアケアマイスター取得
アロマテラピー検定1級
美容師免許
もくじ
セルフカラーで白髪をしっかり染めるポイントはカラー剤を塗る量
白髪をしっかり染める最大のポイントはハケに取るカラー剤の量を多めに、伸ばさずに乗せるように塗ることです。
下の写真のように、白髪がカラー剤の間から透けて見えるのは塗る量が足りない目安です。
セルフカラーでは気になる白髪部分をしっかり染めることを目指して
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セルフカラーでは全体をきれいに染めることを目指すより、気になる白髪部分をしっかり染めることを目指して作業するのをおすすめします。
市販のカラー剤は量が少ないので、髪が多い人や太い人は2箱必要なこともあります。
- カラー剤を塗る量
- ハケの使い方
白髪をしっかり染めるポイント1.|白髪が薬剤で隠れる程度の量を乗せる
塗った薬剤が白髪を埋めるような感じにするとしっかり染まります。
反対に、下のイラストのように白髪への薬剤の付着が少ないとしっかり染まりません。
白髪をしっかり染めるポイント2.|ハケを寝かせてカラー剤を乗せるように塗る
ハケを寝かせてカラー剤を白髪に乗せるようにすると薬剤がしっかり髪と髪の隙間に入りやすくなるのでよく染まります。
ちょっと待って!丁寧にカラー剤を伸ばしていませんか?
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ハケを立てたり、スーッとお習字のように伸ばしてしまうと、ハケに乗った薬剤が髪の毛でこすり取られてしまうので「薄塗り」になってしまいます。
白髪を染めるときだけは「厚塗り」で行きましょう。
容器にカラー剤を入れてヘアカラー用のハケで塗るのがピンポイントに染められる
根元の白髪の場合、カラー剤は容器に取り出してハケで塗るのがしっかり染まります。
セルフカラーで白髪がよく染まる塗り方
アルカリカラーの場合
- ハケの毛先3分の1程度を目安にカラー剤を容器から取る
- ハケに取った薬剤をこぼさないよう気をつける
- ハケに取った薬剤を白髪に置くような気持ちで乗せる
- 1センチ厚さくらいの髪を取り分けて次の部分に進む
- 一箇所ごとにカップの薬剤をハケに取って1〜4を繰り返す
ヘアマニキュアの場合【ご家庭では難しいので顔周りなど作業しやすい部分のみ推奨】
- ヘアマニキュアを容器に出す
- 使い古しの歯ブラシで薬液を取る(カラー用のハケでできる人はそれでもOK)
- 塗る部分の毛束を1センチ厚さくらいに取り、髪を頭皮から垂直方向に持ち上げる
- 髪を立ち上げた状態で根元の白髪部分の地肌に薬剤が付かないよう乗せるように塗布
- 薬剤で髪がうまる程度に2〜3回重ねて薬剤を乗せる
- 塗ったらとかして寝かせずにそのまま次の部位へ進む
セルフカラーでの顔周りの塗り進め方を以下の記事中盤で説明しています。
セルフカラーではカラー剤を塗る量に注意して白髪をしっかり染める
セルフカラーで白髪をしっかり染める方法をお伝えしました。次回セルフカラーをするとき「塗る量」に気をつけ手試してみてください。きっといつもよりしっかり白髪が染まると思います。
セルフカラーの場合、よりしっかり染めたい人は一段階暗めな色にするのもおすすめです。
ご家庭でのセルフカラーで白髪が思うように染まらない人に伝えたいたった1つの外せないコツがあります。
難しいテクニックというよりは知っていると上手に染められるという内容です。ぜひチェックしてみてください。