パーマがかかりにくい髪|2つの原因と対処法

パーマがすぐ取れる、かかりにくいなど原因がわからず、どう対処したら良いかわからない人に向けた記事です。

  • パーマがかかりにくい2つの原因
  • 2つの原因別の対処法

 

この2つについて現役美容師がお伝えします。

 

パーマがかかりにくい2つの原因

1.髪の先天的な構造の特徴によるもの

パーマがかかりにくい髪の中でもなかなか手ごわいのが先天的な髪質がかかりにくいタイプです。私が20年関わった中で非常にかかりにくい髪の人はは以下のような特徴がありました。

  • 超直毛で太い硬い髪
  • 髪のツヤがものすごくある(キューティクルがとても密)
  • 髪がずっしり重い感じがする弾力が非常に強い
  • 髪が固く細い直毛

 

髪は非常に個人差があるので例外もありますが、非常にかかりにくい人の髪はこのような特徴を持った人が多いようです。

 

こんな人は先天的な髪質が原因でかかりにくい可能性があります

まれなかかりにくい髪の可能性の例
  • 過去に3件以上の美容室でパーマがかからずかけ直したことがある人
  • ヘアカラーで通常より髪が明るくなりにくいと言われたことがある人
  • エアウェーブやクリープ、デジタルパーマなど加温するパーマでもかからない人
  • コーティングが懸念されるヘアケア剤を使っていなくてもかかりにくい人

以上に当てはまる人は、非常にパーマがかかりにくい髪である可能性が高いです。

 

2.ヘアケア剤など人工的なコーティングなどによる一時的なもの

ロングヘアのダメージケアなどでアウトバストリートメントやスタイリング剤に含まれるすべりを良くする成分が髪に沈着して皮膜を作ってパーマの薬剤が作用しにくくなっていることがあります。この場合、次の項目でお伝えする対処法を行うとかかりやすくなる人が多いです。

 

パーマがかかりにくい2つの原因別の対処法

それではパーマがかかりにくい2つの原因ごとの対処法を説明します。

 

先天的にかかりにくい髪質の人はサロン側の対処が必要です

先天的にかかりにくい髪質が疑われる人は、美容師による対処が必要です。美容室を予約するときは必ずパーマやカラーのアフターサービスがあるサロンを選ぶようにしましょう。

アフターサービスの指定期間までにすぐ取れてしまったことをまず、担当の美容師にまず連絡しましょう。

 

ヘアケア剤のコーティング剤などが原因の場合はホームケアを変えると改善することが多い

日頃のヘアケア剤によるコーティングがパーマの妨げになっている場合は、サロンでの事前処理で付着物を除去する他に、コーティング成分が髪に付着しにくいヘアケア剤に変えると3週間〜1ヶ月程度で改善することが多いです。

付着物が少ない状態で次回パーマをかけると、格段にかかりやすくなるケースがあります。この場合は先天的にかかりにくいのではなく、使っているヘアケア剤の一時的な影響によるものです。さらに、サロンでもパーマ前に残留物の除去をするとより効果的です。

 

ホームケアでコーティングに気をつけたい人工オイル系アウトバストリートメント

カラーダメージのある髪はアウトバストリートメントでお手入れしていることが多いと思います。市販のリーズナブルな人工油脂を配合したアウトバストリートメントの中には原料の特性上、水に溶けにくくシャンプーしても髪に残りやすい製品もあります。

ヘアケア剤に含まれるシリコーン系成分の例

ジメチコン、アモジメチコン、シクロメチコン、ジメチコノール、シクロペンタシロキサン、フェニルトリメチコン、ポリシリコーン系、他多数あります。

 

どの成分が含まれると髪に被膜が残りやすいとは髪質や使用量、頻度によって一概には言えません。

同じ製品を使っても髪に皮膜が残りやすい人とそうでない人の個人差があるためパーマの予定がある人は、なるべくつけないようにするか、コーティングタイプより毛髪補修タイプの軽い仕上がりのアウトバストリートメントを選ぶと残留リスクを減らせることが期待できます。

髪に蓄積しにくいノンシリコーンのオイルもあります。

 

  • シリコーン系コーティング成分は髪のダメージ要因にはなりません
  • カラーダメージがある現代人の髪には滑り改善のため最低限シリコーン系成分は適度に必要です
  • 髪に残りにくいシリコーンもあります

 

 

美容室で行うパーマがかかりにくい髪への対処法の例

ここでは美容室で一般的に行われるパーマのかかりにくい髪への対処法を挙げてみます。

残留物を浮かせて除去してからパーマをかける

シリコーン系コーティング剤など、水に溶けにくく髪に皮膜を作る油性成分などを専用の除去剤などで一旦浮かせて落とす事前処理をします。

薬剤のタイプを変える

本来の髪質がかかりにくい人の場合、パーマの薬剤によって作用しやすい部位と作用しにくい部位があります。適材適所という感じで髪の性質にあった薬剤を使うことでパーマがかかることがあります。

施術の仕方を変える

デジタルパーマやエアウェーブ、クリープ工程など、薬剤+アルファの方法でパーマをかけることを提案されることがあると思います。

 

先天的にかかりにくい髪質の人はサロン選びが重要

もともとの髪質がかかりにくい場合の対処は美容師が行います。そうなるとやはりサロン選びは重要です。

 

パーマ、縮毛矯正の知識がアップデートされているサロン(美容師)

パーマの薬剤やマシンは時代とともに変わってきています。物理的にパーマがしっかりかかるだけではなく、ダメージを最低限に抑える工夫を熟知している美容師が安心です。事前相談できるサロンで、でかかりにくい髪にどういう対処があるか問い合わせると良いと思います。

どうしてもパーマがかからない人はカールアイロンを使ったほうがきれいなカールができることも

何をやってもかからない、かかりにくい、すぐとれる人は繰り返しのダメージに耐えるより、ヘアアイロンでのスタイリングのほうが低ダメージで浮遊感のあるカールが作れることもあります。ダメージが進むとツヤも失われていきます。

とくに、軟毛で大きめのカールをパーマで再現したい人はヘアアイロンのほうが仕上がりが良い場合があります。

パーマとヘアアイロンの違いまるわかり【チェックリストつき】

2021/09/08

 

パーマがかかりくい髪について原因と対処法をおさらいします

  • 髪の先天的な構造の特徴でかかりにくいことがまれにある
  • ヘアケア剤など人工的なコーティングなどによる一時的なかかりにくさの原因
  • 先天的にかかりにくい髪質の人は美容室で対処してもらいます
  • ヘアケア剤などが原因のかかりにくさは、ホームケアアイテムを変えることで改善することも
  • 美容室ではかかりにくい髪質の人に付着物の除去処理、薬剤ジャンルの変更、かけ方を変えるなどして対処します
  • パーマのかかりにくい人は技術力が高いサロンを選ぶことをおすすめします
  • それでもかかりにくい人はヘアアイロンでのスタイリングのほうがカールが作りやすいことも