美容室用ヘアマニキュアで白髪率50%のグレーヘアを染めた色見本

グレーヘアをヘアマニキュアで染めるとどんな仕上がりになるか、色見本をご覧いただけます。

白髪率50%のモデルウィックを美容室用のヘアマニキュアで染めた見本

 

この記事でわかること

※好みなどの個人差がありますので、詳細な向き不向きは担当美容師にご相談ください。

 

 

染める前のモデルウィッグ

このウィッグは白髪と黒髪が半々くらい、白髪率50%程度の人毛ウィッグです。

美容室用のヘアマニキュアでお客様に提供している塗り方で染めていきます。

一般的に白髪50%以上は白髪率が高い方です。

 

アッシュ系、ピンク系、ブラウン、ベージュブラウンの4色の色見本

 

ヘアマニキュアは絵の具のように混ぜていろんな色が作れます。

今回は美容師でない方が見てわかりやすいようにあえて濃いめのアッシュ、ピンク、ブラウン、ベージュブラウンを作りました。

ヘアマニキュア         

4つに分けて染めたウィッグがこちらです。

ヘアマニキュアサンプル

それでは、各色の写真と白髪の染まり方をみてみましょう。

 

 

サロン用ヘアマニキュアで染めた色見本|アッシュ系(青みの灰色)

ヘアマニキュア アッシュ

アッシュ系の色は青紫の色素も含まれるので、白髪の黄みを目立たなくするはたらきがあります。

色を薄くすると白髪が目立ちます。

 

Sumi

アッシュは

  • グレーヘアを生かしたい人
  • 白髪をハイライトのように見せたい人

 

に向いています。

 

サロン用ヘアマニキュアで染めた色見本|ピンク系(赤みがかったピンク)

ヘアマニキュアピンク

今回はわかりやすく濃いめのピンクです。

 

サロンではいろんなピンクを作れます。

薄いピンクの見本は以下のページをごらんください。

 

Sumi

白髪をしっかり染めたい人はピンクにブラウンやグレーをブレンドして深みを出すバリエーションもあります。

 

アッシュ(青系)よりピンク(赤系)のほうが色の特性上、白髪が染まって見えやすいです。

 

白髪率によってヘアマニキュアの染まり方はこんなに違う|色見本

2021/04/05

 

サロン用ヘアマニキュアで染めた色見本|ブラウンとベージュブラウン(黄みの茶色)

右半分のベージュブラウンは黄色系なので白髪のカバー力が低めです。

ハイライトのような染まり方を好まない方は暗めの色を選ぶとよいです。

 

サロン用ヘアマニキュアは市販品より赤みの少ないブラウンのバリエーションが豊富です。

 

黒髪が多い部位

ヘアマニキュアですので黒髪が多い部分は暗く見えます。

 

 

あなたの白髪率をチェック

Aは白髪率が高く、B〜Dに行くほど白髪率が低いです。

 

スマホ撮影で白髪率をチェックしてみよう

 

わかりにくい人はスマホなどで写真を撮って引きの目線で見るとわかりやすいです。

染めている人は頭頂部の新しく生えた部分を撮ってみてください。

 

白髪率が高い人

Aのように白〜薄灰色に見える人は白髪率が高いです。

  • 白髪を生かして軽く染めたいならヘアマニキュア
  • しっかり根本から白髪を隠したければアルカリカラー

のような選択肢があります。

 

白髪率が低い人

C,Dのようににパラパラ白髪があるけど黒髪の印象が強い人は白髪率が低めです。

ヘアマニキュアだと少ない白髪が目立ちやすい傾向です。

アルカリカラーのアレルギーがなければ

  • 明るくしたい人はアルカリカラー
  • 白髪をぼかす程度で良い人はヘアマニキュア
  • しっかり白髪を隠したい人はアルカリカラー

 

のような選択肢があります。

 

白髪率が中間くらいの人

Bくらいのように黒と白が半々くらいの人はアルカリカラーのほうが色の選択肢が広いです。

  • 明るさ重視の人はアルカリカラー
  • 自毛のような色にしたい人はアルカリカラー
  • カラーバリエーションにこだわりがある人はアルカリカラー
  • 白髪を生かすような軽い染まりで良い人はヘアマニキュアでも

 

 

白髪率によってヘアマニキュアの染まり方が違って見える例

 

ヘアマニキュア

 

ヘアマニキュアはAのように白髪率が高いほどはっきり色が出ます

ブラウンや赤み系の色は白髪が隠しやすいです。

 

ヘアマニキュア

ベージュ系など黄色やアッシュなどの寒色や薄い色は白髪を隠しにくいです。

白髪を生かす染まり方になります。

 

ヘアマニキュアで鮮やかに明るく発色する条件=白髪率が高いこと

Sumi

白髪(グレーヘア)を鮮やかに染めるには白髪率が高いことが絶対条件になります。

 

 

ヘアマニキュアとヘアカラーの違い

ヘアマニキュアは色が入るはたらきだけ、黒い髪は黒いまま

ヘアカラーは髪のメラニン色素を脱色して明るくしてから色が入る2段階の作用

ヘアマニキュアは元の髪の色を変えずに染料が入るだけなので元の髪の色が透けて見えます。

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ヘアマニキュアで色が染まって見えやすい人

ヘアマニキュアで色がはっきり出る人はイラスト左A,Bくらいの白やグレーに見える髪です。

 

Sumi

邪魔な黒やブラウンが少ないためヘアマニキュアの色がストレートに見えやすいのです。

 

 

ヘアマニキュアの色が染まって見えにくい人

黒髪率が高いC〜Dの人はヘアマニキュアが染まって見えにくいです。

 

Sumi

黒髪を明るくしたい場合はアルカリカラー(ヘアカラー)が必要。

アルカリヘアカラーは髪を明るく脱色+染色の両方を兼ね備えた薬剤です。

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ヘアマニキュアに比べてアルカリカラーのほうが色の再現性が高いです。

色にこだわりがある人はアルカリカラーがおすすめです。

 

Sumi

ヘアマニキュアは次のような人に向いています。

  • アルカリカラーのアレルギーがある人
  • なるべく薬品での加工をしたくない人
  • 白髪は少しぼかすくらいで良い人

 

 

美容室でのヘアマニキュアのイメージがお伝えできればうれしいです。