美容室でのお客様の声によると、シャンプーの頻度は毎日か2日に一回が多いようです。
ここでは最適なシャンプー頻度を肌質別にお答えします。
- 二度洗いしても良い人
- 二度洗いに向いているシャンプー、向かないシャンプー(界面活性剤)
- 速攻で頭皮がスッキリするアイテム
もご紹介しています。
もくじ
- 肌質別大人のシャンプー最適頻度
- 毎日シャンプーしたほうがいい人
- なぜ毎日シャンプーしたほうが良いのか
- 2日に1回のシャンプーでもいい人
- 特に乾燥が気になる人はシャンプーを使う日と湯シャンだけの日と交互でもOK
- なぜ2日に一回のシャンプーで良いのか?
- 乾燥肌の人は皮膚の保護バリア機能が弱くなっている場合も
- 一回のシャンプーで二度洗いをしてもいい人
- 半日くらいで頭皮がベタついてくるオイリー肌(脂性肌)の人
- オイリー肌でも二度洗いのときは洗浄力が強すぎないシャンプーを
- 髪や頭皮に負担をかけない二度洗いの仕方
- 二度洗いする人に向いていないシャンプー
- 今すぐシャンプーしたい時にドライシャンプー
- アミノ酸系、ベタイン系などの穏やかな洗浄力のシャンプーを使う
- 大人のシャンプー最適頻度をおさらい
肌質別大人のシャンプー最適頻度
それでは早速、肌質別の最適シャンプー頻度をお伝えしていきます。
毎日シャンプーしたほうがいい人
毎日シャンプーしたほうがいい人は普通肌〜オイリー肌の比較的健康な頭皮の人です。
適度な皮脂量がある人は皮膚のバリア機能が正常であることと想定して、肌や髪にあったシャンプーで一日一回、一度洗いをおすすめします。
なぜ毎日シャンプーしたほうが良いのか
普通肌〜オイリー肌寄りの人は、シャンプー後24時間程度で洗い流された皮脂が元の量に回復してきます。
皮脂が回復してくるとベタつきや気持ち悪さ、匂いを感じると思いますので、適度な洗浄力のシャンプーを選んで酸化した余分な皮脂を洗浄して取り除いたほうが匂いなども防ぎ、衛生的です。
2日に1回のシャンプーでもいい人
- 乾燥肌で皮脂量が少ない人あまり外に出ない人
- 髪が細く少ない人
- スタイリング剤を使わない人
- あまり汗をかかない人
特に乾燥が気になる人はシャンプーを使う日と湯シャンだけの日と交互でもOK
特に、シャンプー後に乾燥がとても気になる人は毎日シャンプーで洗髪しないほうが良い場合もあります。
シャンプーを使って洗髪する日と、お湯だけで洗う湯シャンの日を交互に行っても良いと思います。
なぜ2日に一回のシャンプーで良いのか?
画像出典:Canva
乾燥肌や敏感肌の方は、普通肌〜オイリー肌の人に比べると皮脂分泌量が少ない傾向なので、皮膚の保護バリア機能が弱くなっていることがあります。
頭の皮脂は一度シャンプーすると24時間程度でまた元の量に回復するのですが、乾燥肌の場合は使用するシャンプー等にもよりますが、皮脂を取りすぎてしまうことがあるようです。
乾燥肌の人は皮膚の保護バリア機能が弱くなっている場合も
普通肌~オイリー肌の人は皮脂量も充分あり保護バリア機能がしっかりしているのでシャンプーでの乾燥は起きにくいのに比べ、皮脂量が少なめな乾燥肌の人はシャンプーによって乾燥で痒みが出るなど、どのシャンプーでも合うというわけではありません。
一回のシャンプーで二度洗いをしてもいい人
半日くらいで頭皮がベタついてくるオイリー肌(脂性肌)の人
画像出典:Canva
一度のシャンプーで2回の洗浄をしても良い人は、一日を待たず半日くらいで頭皮がベタついてくるオイリー肌(脂性肌)の人などです。
他には職業的な理由などで匂いや衛生上2度洗いが必要な方もいらっしゃると思います。
オイリー肌でも二度洗いのときは洗浄力が強すぎないシャンプーを
2度洗いするときは、オイリー肌の人でもやはり洗浄力が強すぎないシャンプーを使ったほうが安心です。
なぜなら、過度な洗浄力で皮脂を落としすぎることで逆に皮脂分泌が増えてしまうことが気になるからです。
ご参考までに、髪や頭皮に負担のかかりにくい2度洗いの仕方を以下にまとめておきます。
髪や頭皮に負担をかけない二度洗いの仕方
- アミノ酸系、ベタイン系などがメインの洗浄力が強くないシャンプー剤を用意する。←ここ大事
- 目の荒いクッションブラシでブラッシングしてホコリなどを浮かせておく。(固まるスタイリング剤をつけている場合はブラッシングは省きます。)
- ぬるま湯ですすぎ洗いをしていきます。片手を使ってシャンプーするような手つきでしっかり地肌の汚れを流していきます。ここでシャワーのお湯を髪にザーッと回しかけるだけだと、シャンプーが泡立たないことになります。
- 1回目のシャンプー。シャンプー剤を手に取り伸ばしてから前、両サイド、後ろ、トップにまんべんなくシャンプーが行き渡るように分けてつけるとむらなく泡立ちます。一回目は全体に泡が行き渡る感じになればOKです。
- 1回目のすすぎ。完全にすすがなくて良いので泡を流す程度でOKです。
- 2回めのシャンプー。一回目より丁寧に地肌を洗います。髪の毛は泡で洗浄されますので、髪が長い人など髪と髪をゴシゴシするのはNG。キューティクルがめくれます。
- 2回めのすすぎ。しっかりすすぎます。手を使って片手にシャワーを持ってすすぎます。
- トリートメントやコンディショナーを適量、「髪の毛に」つけます。頭のてっぺんにつけるのではなく、毛につけます。ロングの人は髪の毛を握るようにつけたあと、手ぐしや目の荒いコームで伸ばし、商品の説明通りの時間を置いたあとしっかり地肌からすすぎます。
- 髪の水気を切ったあと厚手のタオルで水気を取り除きます。頭皮を拭いてから髪を拭くと効率的です。
- ヘアカラーをしている人などは、アウトバストリートメントをつけます。手のひらにしっかり伸ばして、中間から毛先に手ぐしを丁寧に入れてまんべんなくつけるのがポイントです。
- なるべくすぐドライヤーで乾かします。
二度洗いする人に向いていないシャンプー
画像出典:Canva
洗浄力が強いタイプのシャンプーは2度洗いにはおすすめしません。
なぜかというと、頭皮に必要な油分や水分を過剰に除去してしまうからです。
頭皮の乾燥が続くとバリア機能も低下しやすくなるデメリットも。
頭皮のバリア機能が低下すると頭皮のかゆみなどのトラブルを起こしやすくなることがあります。
これらの界面活性剤が成分表示の最初に書かれているシャンプーは洗浄力が高めです。
よほどのオイリー肌でない限り、一度洗いで十分です。
- ラウレス硫酸Na
- ラウレス硫酸アンモニウム
- オレフィン(C14−16)スルホン酸Na
- アルカリ石鹸系(オレイン酸Na,ヤシ油脂肪酸K)
私のセレクトショップでは、洗浄成分にこだわったやさしいシャンプーを取り扱っています。(PR)
今すぐシャンプーしたい時にドライシャンプー
ドライシャンプーをご存知ですか?スプレータイプや粉タイプがあり、汗をかいたあとなどシューッと頭皮にスプレーするとアルコール等の清涼感でスッキリした感覚を味わうことができます。
ドライシャンプーはアルコールが含まれる商品が多いので、敏感肌、乾燥肌の人はノンアルコールタイプのご使用をおすすめします。
アミノ酸系、ベタイン系などの穏やかな洗浄力のシャンプーを使う
画像出典:Canva
二度洗いをするのを推奨しているシャンプーが存在するくらい、穏やかな洗浄力のシャンプーもあります。
穏やかな洗浄力でも汚れはしっかり落ちるよう泡立ちよく作られているので問題ありません。
以下にまとめた界面活性剤が成分表示の最初のほうに表示されているシャンプーは比較的洗浄力が穏やかな種類です。
- アミノ酸系界面活性剤(ココイルグルタミン酸Na、ラウロイルグルタミン酸Na、ラウロイルメチルアラニンNaなど)
- タウリン系界面活性剤(ココイルメチルタウリンNaなど)
- ベタイン系界面活性剤(ココアンホ酢酸Na、コカミドプロピルベタインなど)
参考資料:ヘアケアマイスターブック
最近のサロン専売品ではさらにやさしい、ココイル加水分解コラーゲンKという界面活性剤を使用したシャンプーもあります。
ケアネスシャンプー(私のオンラインショップ商品ページ)
大人のシャンプー最適頻度をおさらい
普通肌、ややオイリー肌の人は一日一回
乾燥肌、高齢の方などは2日に一回、またはシャンプーを使う日、湯シャンの日使い分ける
オイリー肌の人は頭皮が乾燥しにくいシャンプーで2度洗いしても
汗をかいてもすぐシャンプーできないときはドライシャンプーがおすすめ
これから夏本番に向けて快適な頭皮環境を作るヒントになれば幸いです。