シャンプーしたあとタオルドライして、濡れ髪をコーム(くし)で髪をとかすと思います。
この記事ではロングヘアの濡れた髪をダメージレスに梳かす美容師おすすめのコームをご紹介します。あわせてダメージしにくいコームの選び方と使い方もわかります。
もくじ
ロングヘアを傷めずにスルスル梳かす美容師愛用コーム
クイックカッティングコームYS-402/Y.S.PARK
長さ23cm
幅最大3.8cm(自己採寸)
クイックカッティングコームYS-402のほかにはない5つの特徴
Y.S.PARKのコームはたくさんの美容師がサロンワークで愛用しているスグレモノなんですよ。用途に合わせてサイズや形状が幅広くラインナップされています。私も長年愛用しているブランドの一つです。デザインがおしゃれなだけでなく耐久性もすぐれています。
- 歯先が丸い
- 歯元が曲線になっているので摩擦が少なく滑りが良く抜けも良い
- グリップに適度な厚みがあり安定感がある
- 髪を分けとりやすい先端部
- 目が粗いので摩擦が少なく濡れた髪にも安心
髪を傷めない濡れた髪のとかし方
まず、髪の中間から毛先にアウトバストリートメントを薄くていねいになじませておきます。
保湿効果のあるオイルはブロー前もスタイリング剤としても、ボディ、ハンド用にも使えるマルチオイルです。150mlもあります。セサミンオイル、ホホバオイル、シアバター配合でナチュラルなクラシックブーケの香り。
①まず上の髪をクリップなどでよけておきます。ロングの人はこの下の部分が絡まりやすいからです。ブロッキングはざっくりでいいですよ。
②毛先から少しずつといていきます。
引っかかったり、絡まったりしたときは無理にとかさずに絡まり部分を少しずつ取り分けてほぐします。
絡まりやすいロングヘアは先端を手で押さえて髪が切れないよう優しく、少しずつとかします。
コームをこのように寝かして梳かすのはキューティクルが剥がれやすいのでやめましょう。
③下の髪をとかしたら最後に表面をとかします。
濡れた髪を梳かす前に、アウトバストリートメントをつけておくと安心
タオルドライした髪に適量のアウトバストリートメントをつけておくと摩擦予防や質感UPになります。
濡れた髪を梳かすのに向いているコームの条件
- 濡髪には歯と歯の間隔が広いコームでダメージ軽減
- 刃の長さが約3センチ以上あると多毛やロングヘアで使いやすい
- コームの全長は20センチ前後あると使いやすい
用途別コームの選び方
画像出典 Canva
濡れた髪を梳かすときに向いているコームは?
先程ご紹介したような櫛目が広い大きめなコームは摩擦が少ないので濡れた髪に向いています。通称、ジャンボコーム(ビッグコーム)などとと呼ばれています。
仕上げでつやを出したり面を整えるのに向いているコームは?
仕上げ用にはつやを出したり、静電気が起こりにくいコームが向いています。つげのくしなど、木でできたコームも古くから使われています。一般的なナイロン製のものでもOKです。
ヘアアレンジに向いているコームは?
ヘアアレンジや、ヘアカーラー、ヘアアイロンなどを使うときはテールコーム(リングコーム)が向いています。
細長い柄がついているので、髪を分けとったり、アップヘアのボリュームを調整したり、カーラーを巻くときなども使いやすいんですよ。
濡れた髪をダメージレスにとかすコームの使い方をおさらい
- 下から順に、毛先から梳かす
- 絡まるときは無理に引っ張らず、毛先を押さえて少しずつ梳かす
- 最後に表面を梳かす
- 歯の間隔が広めな大きいコームを使う
- コームを起こして(立てて)梳かす
- 何度もゴシゴシしない
- 梳かす前にアウトバストリートメントをつけておくと摩擦予防と質感UPに
- 木製のコームは静電気が起きにくく仕上げにもおすすめ
- ヘアアレンジにはテールコームが便利
コーム選びや髪を痛めない使い方の参考になれば嬉しいです。
濡れた髪の毛は乾いているときより摩擦に弱くかんたんに傷んでしまいます。上下の摩擦を最小限にして髪をとかしていく方法を写真で見ていきましょう。