市販のヘアマニキュアと美容室で使うヘアマニキュア(酸性カラー)の違い
ひと目で分かる一覧表を作りました。
- 発色
- カラーバリエーション
- 色落ち
- 使いやすさ
- 匂い
以上の項目をまとめています。
もくじ
- 市販品は技術がなくてもかんたんに使えるようにできている
- ヘアマニキュア|市販とサロン用の違い
- ヘアマニキュア市販品・サロン品|液状の違い
- 市販のヘアマニキュアは柔らかめで塗り伸ばしやすくできている
- サロン用のヘアマニキュアは粘度が固めで液垂れしにくい
- ヘアマニキュア市販品・サロン品|塗り方の違い
- ヘアマニキュア市販とサロン用|発色の違い
- ヘアマニキュア市販とサロン用|匂いの違い
- 市販品は薬剤の匂いをカバーするためやや香料の匂いがする
- ヘアマニキュアは色落ちしやすい反面カラーチェンジしにくい
- ヘアマニキュアはブリーチしても残りやすい
- ヘアマニキュアでの白髪染め頻度(周期)のベストは?
- 市販のヘアマニキュアの染まりを良くするポイント|髪の油分を除去
- 白髪の割合が多く、根元から濃くしっかり染めたい人はアルカリカラー剤がおすすめ
- ヘアマニキュアは髪を明るくできない?
- 例外的にヘアマニキュアでも明るく染まって見える人
- ヘアマニキュアがおすすめな人
- 市販のヘアマニキュアと美容室のヘアマニキュアの違いについてのまとめとポイント
- サロンのヘアマニキュアが向いている人は?
市販品は技術がなくてもかんたんに使えるようにできている
市販のヘアマニキュアは技術がなくても手軽に染められるように作られています。
美容室で使われるプロ向けのヘアマニキュアは塗り方の技術や薬剤の知識が必要です。
ヘアマニキュア|市販とサロン用の違い
市販ヘアマニキュア | プロ用ヘアマニキュア | |
使いやすさ | かんたん | 技術が必要 |
発色の強さ | 軽く染まりサロン用に比べて落ちやすい | 染まりやすく落ちにくい |
色持ち | やや早い | 市販品と比べ持ちがいい |
匂い | 揮発臭なし(香料の匂い) | 揮発臭なし(香料少なめ) |
カラーバリエーション | 少ない | 多い、ミックス可能 |
家庭用ヘアマニキュアを実際にウィッグでテストして比べてみました。
ヘアマニキュア市販品・サロン品|液状の違い
市販のヘアマニキュアは柔らかめで塗り伸ばしやすくできている
市販でよく見かけるコームと薬剤ボトルが一体になったタイプ。
ボタンを押すとニューっとヘアマニキュアが櫛の歯の穴から出てきます。
これは、サロン品よりかなり柔らかいと感じました。
小さい穴から液を出すので柔らかく作られていると推測します。
サロンのヘアマニキュアはもっとゲル状というか硬めの液剤です。
サロン用のヘアマニキュアは粘度が固めで液垂れしにくい
サロン用のヘアマニキュアは技術や材料の特性を理解しているプロが使うのを前提に作られています。
サロン用ヘアマニキュアは市販品より少し粘性が硬めでゲル状なので髪にとどまりやすく液垂れしにくいです。
狙ったところにピンポイントに薬剤を乗せる技術があるので粘度の高い薬剤のほうが都合が良いのです。
ヘアマニキュア市販品・サロン品|塗り方の違い
- コームとハケで狙った部分に置くように塗る
- 頭皮につかないようわずかに浮かせる
- しっかり染まるよう薬剤の量を調節
- 片手でかんたんに操作できる
- 失敗が目立たない構造になっている
ヘアマニキュア市販とサロン用|発色の違い
- 軽めに染まるように作られている
- 肌についてもサロン用より落としやすい
サロン用ヘアマニキュアの発色
- 染料が濃い目でしっかり発色する
- 肌につくと瞬時に染まる
- 髪に色素が残りやすい
ヘアマニキュア市販とサロン用|匂いの違い
市販品、サロン品どちらのヘアマニキュアもアルカリカラーと比べて揮発性のアンモニア臭はほぼないです。
- アルカリカラーは薬剤を混ぜるときの化学反応で揮発臭が出る
- ヘアマニキュアは染料そのものが髪に浸透して軽く染まる
ヘアマニキュアには化学反応による揮発臭がありません。
ただし材料そのものの匂いは多少あります。
[/box]
市販品は薬剤の匂いをカバーするためやや香料の匂いがする
市販品はサロン品に比べ、市販のヘアケア用品のような香料の匂いを感じました。
香料の匂いで薬剤臭が抑えられている印象でした。
サロン用はさほど香料の匂いが気になりません。(メーカーによって匂いが違います)
市販品はご家庭など限られた空間で快適に使えるよう、香りがつけられていると推測します。
ヘアマニキュアは色落ちしやすい反面カラーチェンジしにくい
市販でもサロン用でもヘアマニキュアはアルカリカラーに比べると色落ちがやや早いです。(某市販品の商品説明ページでは1ヶ月程度)
髪の毛の浅い部分までしか染まらない特徴があるためです。
ヘアマニキュアはブリーチしても残りやすい
ヘアマニキュアで染めた色素はブリーチしても髪に残りやすいです。
ヘアマニキュアのあとで髪の色を変える予定があるときは美容師にあらかじめ伝えておきましょう。
ヘアマニキュアでの白髪染め頻度(周期)のベストは?
サロンでの白髪染めヘアマニキュア周期
3週間〜1ヶ月前後の周期が一般的
サロンでもご家庭でもだいたい同じくらいの周期の方が多いようです。
ただし、アルカリカラーと違いあらかじめ根元を少し浮かせる染め方のため、すぐのびたように感じやすいかもしれません。
市販のヘアマニキュアの染まりを良くするポイント|髪の油分を除去
- 太くて硬い健康毛
- スタイリング剤や皮脂がついた髪
ヘアマニキュア前には髪に残ったスタイリング剤や皮脂をシャンプーで落としておくのがポイント
アルカリカラーと違ってヘアマニキュアは染料を髪に浸透させるだけの染まり方です。
髪に油脂などのコーティングがないほうがきちんと染まります。
白髪の割合が多く、根元から濃くしっかり染めたい人はアルカリカラー剤がおすすめ
こんな人はアルカリカラーのほうがしっかり染まります
- 白髪染めから1ヶ月で根本が真っ白になる人
- 暗い色でしっかり染めたい人
- 白髪が少しでも見えるのが気になる人
ヘアマニキュアは髪を明るくできない?
ヘアマニキュアは脱色作用がありませんので、今の髪の色を明るくすることはできません。
例外的にヘアマニキュアでも明るく染まって見える人
- 白髪の比率が高い人(染める前の髪が白灰色〜白色)
- 脱色してブロンドになった髪
例としてこんな感じです。ほぼ白髪に見える白髪率50%くらいのサンプルです。
ブラウンとライトブラウンのヘアマニキュアをしてみましょう。
元の色が白ければ白いほど重なったマニキュアの色がストレートに出ます。
ヘアマニキュアは元の色が透ける染まり方です。
ヘアマニキュアは透明なカラーフィルターのようなイメージです。
ヘアマニキュアがおすすめな人
- なるべくダメージしたくない人
- 薬剤のアレルギーがある人
- 髪を明るくする必要がない人
- 白髪だけ軽くカバーしたい人
- ツヤやハリが欲しい人
市販のヘアマニキュアと美容室のヘアマニキュアの違いについてのまとめとポイント
・市販のヘアマニキュアは応急処置として部分的に使う
・ブラシ型の市販ヘアマニキュアはご家庭でも使いやすい
・ブラシ型ヘアマニキュアはサロンでのヘアマニキュアの塗り方に比べると根本が染めにくい
・サロン用のマニキュアのほうが色味の選択肢が広い
・市販のヘアマニキュアのほうが粘性が柔らかめ、サロン用は塗り方が違うので弾力のあるゲル状
・ヘアマニキュアで髪を染めた後は髪が濡れていると色落ちしやすいのですぐ乾かす
・製品によってトリートメントやコンディショナーを長く置くと色落ちしやすい
サロンのヘアマニキュアが向いている人は?
- 色の選択肢が広いほうがいい人
- 根本ギリギリから染めたい人
- 市販品より色持ちを望む人
ヘアマニキュアをするときの参考になれば幸いです。
市販のコーム型白髪染めヘアマニキュアとサロン用のヘアマニキュアと比較してみました。