この記事は以下のような人の疑問にお答えします。
- 何のために髪をブロッキングするのか?
- 簡単なブロッキングのしかた
もくじ
髪の毛をブロッキングする最大の目的
髪で隠れている部分にしっかりドライヤーの温風を当てて、伸ばしムラがないようにするため
特にロングヘアで髪の量が多い方は一度に乾かしたり、ブロー、アイロンをすると隠れて下になっている部分の根元にしっかり熱を当てられないので乾かしムラや伸ばしムラができてスタイリングが長持ちしなかったり、時間が経つとうねりやハネがでてきてしまいます。
襟足や耳周り、フェイスライン、襟足など生え際一帯はヘアスタイルが仕上がったときの輪郭に影響する場所なので下から順にブローしていきます。
ブロッキングに使う小道具
美容室ではダッカールが主流ですが家庭ではヘアクリップ(バンスクリップ)でもOK
ダッカールは一度に多量の髪を止めるのには向いていないので、2ヶ所止めるなどして対応します。
プロ用のダッカールは耐久性があります。
バンスクリップとは?
髪が長い人、多い人はこのタイプのヘアクリップを1つは持っているのではないでしょうか?
この手のヘアクリップはバンスクリップとも呼ばれ、はじめにご紹介したダッカールに比べて一度にたくさんの髪を止めることができるので、ロングヘアや髪が多い人にも扱いやすくおすすめです。
ブロッキングに向いているのは写真のように爪が長いタイプです。しっかり髪に食い込むことが出来ます。
ドライヤーで髪を乾かすときも、上半分の髪をクリップでまとめると、風が当たりにくい下半分を効率よく乾かせますし、時短にもなります。
爪部分が短めなバンスクリップやかわいいデザインのものはどちらかというとヘアアクセサリー向きです。
いちばん簡単な初心者向けのブロッキング|上下を二分割
ここでははじめてブロッキングをする人にもわかりやすいよう、上下二分割にする方法をご紹介します。
上の髪が1つで止まらない人は、2つに分けて止めてください。
上下2つに分けることで、髪で隠れた根元の髪をしっかり乾かすことができ、アイロンを使うときも作業しやすいです。
慣れてきたら3〜4分割にするとさらにヘアスタイリングの完成度が上がります
二分割のブロッキングに慣れたら、後ろを下段、中段、上段と三分割にしてみるとさらに完成度が上がります。
作業がしやすくなるので、ヘアスタイリングが上手になっていきますよ。
下段から乾かします
耳から下は仕上がりのアウトラインに影響する部分ですので広げないよう真下に乾かします。
中段のブロッキング
ここは、自分でも気づきにくい強いうねりが出やすい部分なんです。
いちばん見えにくい部分だからこそ、ブロッキングした方が良いです。
上段のブロッキング
最後に一番上の段のクリップを外して、トップの髪をスタイリングします。
画像出典 Canva
- 上段を止める
- 続いて中段を止める
- 下段はおろしておく
- 下段を乾かす
- 中段のクリップを外し乾かす
- 上段のクリップを外し乾かす
サイドの髪のブロッキング例
サイドの髪は毛量に合わせて2〜3段に分けます。
耳周りの髪の毛も仕上がりでアウトラインに影響するところですので、くせが残りやすい根元からしっかり熱を当ててスタイリングします。
アイロンの場合は、上の写真のように、2つの束に分けて1つずつ巻いて(伸ばして)いきます。
ブロッキングのメリットと簡単なブロッキング法について最後にまとめます
- 上の髪で隠れる部分にしっかりドライヤーの温風を当てて、伸ばしムラがないようにするためブロッキングをする
- ブロッキングすると一度に乾かす髪の量を減らせるので風や熱の効率が良くなり時短になる
- ブロッキングをするときダッカールがなければバンスクリップ(ヘアクリップ)でも良い
- ブロッキング初心者は上下二分割のブロッキングがおすすめ
- ヘアアイロンを使うときは最低さらに二分割すると熱伝導がよくカールがつきやすい
- 耳周り、フェイスライン、襟足の髪はヘアスタイルの輪郭になる部分なので丁寧にスタイリング
- ブロッキングすると根元からしっかり熱を当てられるのでヘアスタイルが長持ちする
ブロッキングをすることで、きっとヘアスタイリングの時短となり、スタイリングの腕が上がると思います!