いつもヘアアイロンを使う人、パーマをかけてみたけどいつものようにヘアアイロンを使って良いか迷いませんか?
この記事では以下のことがわかります。
- パーマをかけたあと気をつけたいヘアアイロンの使い方のポイント
- パーマのスタイリングで絶対に欠かせないプロセス
- パーマとカールアイロンの特徴の比較
この記事は現役20年以上のサロン実体験と、毛髪科学、美容薬学の知識を持った女性美容師が書いています。
美容薬学検定1級
JHCMAヘアケアマイスター取得
アロマテラピー検定1級
美容師免許
もくじ
- 結論|パーマ直後でなければカールアイロンは使えます
- パーマが取れてきた次回のパーマまでのつなぎ期間でカールアイロンを使うのがおすすめ
- パーマヘアはカールアイロンの温度設定を控えめに
- パーマ後1〜2週間でカールが出なくなってアイロンを使いたい場合
- 髪を髪を濡らしてパーマがかかっているかチェックする方法
- ヘアアイロンに慣れているので乾かすだけのスタイリングが物足りなく感じる人
- Q.パーマをかけたあとヘアアイロンを使うとパーマが取れますか?
- A.きちんとパーマがかかっていればパーマは取れません
- Q.パーマをかけたあとストレートアイロンを使って良いですか?
- A.パーマを長持ちさせたいならなるべく使わないほうが良いです
- パーマとカールアイロンの違い
- パーマヘアのスタイリングで欠かせないプロセスは「髪を濡らすこと」です
- パーマをかけたあとに気をつけたいヘアアイロンの使い方を復習
結論|パーマ直後でなければカールアイロンは使えます
画像出典Canva
パーマをかけた翌日などはパーマの薬剤が働きかけた部分の構造が不安定です。安定するまでは1週間程度は高温にさらさないほうが安心です。
とはいえ、完全にパーマが取れるという心配はありません。美容師側から見て、お客様に提供したパーマが少しでもいいコンディションで長く楽しんでいただきたいという部分もあります。
パーマが取れてきた次回のパーマまでのつなぎ期間でカールアイロンを使うのがおすすめ
スタイリングをラクにするためパーマをかけたなら、パーマをかけた直後は基本的に手とドライヤーでスタイリングします。パーマ後1.5〜2ヶ月くらいたってカールが取れてくる時期になったらカールアイロンを使うと良いですよ。
パーマヘアはカールアイロンの温度設定を控えめに
パーマをかけた髪はダメージを受けていますので、もしカールアイロンを使う場合は130℃程度に抑えることで熱によるたんぱく変性のダメージを軽減します。
パーマヘアでヘアアイロンを使うときは保護剤(熱から守るタイプのアウトバストリートメントなど)を使うことを推奨します。
パーマ後1〜2週間でカールが出なくなってアイロンを使いたい場合
髪を髪を濡らしてパーマがかかっているかチェックする方法
パーマのウェーブやカールが出にくいと思ったら、まず髪をシャワーなどでしっかり濡らしてみましょう。タオルで拭いて髪がまっすぐになっていたら美容師にその旨連絡してみましょう。
大抵の美容室ではパーマのかかり具合の調整をしてもらうなどのアフターサービスがあるはずです。
ヘアアイロンに慣れているので乾かすだけのスタイリングが物足りなく感じる人
パーマスタイルは基本的にドライヤーで乾かして手で形を整えスタイリング剤をつけて仕上げます。しかし、日頃カールアイロンを使ってスタイリングする人は、アイロンを使わずに仕上げることに抵抗を感じる人もいらっしゃいますよね。
パーマがきちんとかかっているのに毎回ヘアアイロンを使う人は、アイロンのカールがとても取れやすい髪質でなければ、パーマをかけずにヘアアイロンだけでスタイリングしたほうがいいと思います。パーマのダメージと熱のダメージが重なってしまうからです。時間も余計にかかってしまいます。
Q.パーマをかけたあとヘアアイロンを使うとパーマが取れますか?
A.きちんとパーマがかかっていればパーマは取れません
パーマがきちんとかかっている状態ならカールアイロンを使ってもパーマが取れることはありません。
Q.パーマをかけたあとストレートアイロンを使って良いですか?
A.パーマを長持ちさせたいならなるべく使わないほうが良いです
パーマをかけたあとはストレートアイロンは使わないほうがパーマが長持ちします。一度のストレートアイロンでパーマが取れることは稀ですが、もしストレートアイロンを使うときはなるべくドライヤーで乾かすときに手ぐしでまっすぐにしてからストレートアイロンを使うと、アイロンの熱を当てる時間が少なくすみます。
パーマとカールアイロンの違い
パーマとカールアイロンの違いや特徴について下の一覧表にまとめます。
パーマ | カールアイロン | |
ツヤ | 出しにくい | 出しやすい |
持続性 | デザインによるが2ヶ月程度 | 濡らしたらカールが取れます |
くせの伸びと仕上がりの滑らかさ | くせはそのままでなめらかにはならない | くせは熱で少し伸びてなめらかに |
濡らす必要性 | 必ず濡らす | 必ず乾いた髪に使う |
スタイリング時間 | 短い | ロングはやや時間がかかる |
ダメージ | アルカリによるダメージ | 毎日だと熱ダメージあり |
パーマヘアのスタイリングで欠かせないプロセスは「髪を濡らすこと」です
- 髪を濡らす
- タオルで髪を拭く
- ドライヤーで乾かして手で整える
- スタイリング剤をつけて終了
最初のプロセス、髪を濡らすことはどんなパーマでも必ず行ってください。パーマは濡らすとウェーブやカールがMAX値になります。
とくに以下のような人は濡らさないとパーマが出にくくなりやすいです。
- ヘアカラーで髪が傷んでいる人
- ゆるいパーマをかけている人
パーマをかけたあとに気をつけたいヘアアイロンの使い方を復習
- パーマ後はカールアイロンなら使ってOK
- パーマが取れているかわからないときは髪を濡らしてウェーブ(カール)が出なかったら美容師に相談
- パーマがかかっているのに毎回巻く人はパーマをかけない選択もあり
- パーマを完璧にスタイリングするには濡らすのが必須
この記事ではパーマ後のヘアアイロンの使い方の注意点をお伝えしました。パーマとカールアイロンそれぞれの特徴を理解して、あなたの好みに向いているスタイルを選んでくださいね。