ここでは市販のヘアカラーやヘアマニキュアどちらを選べばよいか、さらに色の選び方のコツをお伝えします。
具体的な色選びのコツを覚えておけばヘアカラー選びに悩む時間が減らせて、失敗も防げると思います。
基本的な方法ですのでぜひ参考にしてみて下さい。
もくじ
- 市販ヘアマニキュアやヘアカラーの色選びのコツ
- ステップ1.目指す明るさと今の明るさを確認
- アルカリカラーかヘアマニキュアどちらを選べば良いか
- アルカリカラーとは?
- 色のバリエーションが欲しい人はサロンのアルカリカラー
- こんなヘアカラーにしたいときは迷わず美容室で!
- 【市販セルフカラー】ヘアカラーの色選びコツ
- 今の髪が暗め(5レベル〜6レベル程度)の場合の部分白髪染め
- 今の髪が中明度のブラウン(8レベル〜10レベル程度)の場合の部分白髪染め
- 今の髪が高明度のブラウン(11レベル〜12レベル程度)の場合の部分白髪染め
- 白髪染めの明るさ選びで気をつけたいポイント
- セルフカラーの色選びで一番多い失敗例
- こんなときは明るいアルカリカラーを使っても明るくならない
- 【サロンカラー】パーソナルカラーに合わせた色を選ぶ方法も
- 【かんたん】大人肌に似合う色、避けたい色の判断
- 市販のカラー剤の色選びのポイントをおさらい
市販ヘアマニキュアやヘアカラーの色選びのコツ
まず希望する髪色にするにはアルカリカラー(ヘアカラー)とヘアマ二キュアどちらが必要かを判断します。
ステップ1.目指す明るさと今の明るさを確認
例えば、現状このくらいの明るさの人がいたとします。
現状の明るさより明るくしたいか、暗くしたいかの方向性を決めます。明るくしたい場合はアルカリカラーです。
同じくらいで色の種類を変えるという選択もありますよね。
①明るさの方向性を確認する・・・今より暗くしたいのか、明るくしたいのか
②色味の種類を選ぶ・・・アッシュ、ベージュ、マット、ピンクブラウンなど
アルカリカラーかヘアマニキュアどちらを選べば良いか
今の明るさより明るくしたい人はヘアマニキュアではなく必ずおしゃれ染め用のアルカリカラーを選びます。
アルカリカラーでも白髪染め用のものは染料が多めに入っていて、脱色力が少ないので明るくなりません。
今より暗くしたい場合はアルカリカラー、ヘアマニキュアどちらでも使えます。
しかし、もともとアルカリカラーをしている人で今後も髪の色を変えるつもりの方はアルカリカラーのご使用をお勧めします。
- ダメージレス最優先
- 明るくしなくていい場合
はヘアマニキュアでも良いかと思います。
アルカリカラーとは?
1剤と2剤を混ぜるタイプ、髪を明るくする作用と染色する作用両方を持ったヘアカラー剤
最もよく使われているヘアカラー。
色のバリエーションが欲しい人はサロンのアルカリカラー
サロンではキレイな発色や色のバリエーションが圧倒的に多いのはアルカリカラーです。
これなしではサロンカラーは語れません。
暗い白髪染めだけでなく明るくファッション性の高いヘアカラーが楽しめます。
色を変えるカラーリングはサロンで行うのが安心です。
・今より明るい色にしたい
・ヘアカラーのアレルギーを持っていない(要パッチテスト)
・髪の中までしっかり染めたい
・色のバリエーションが欲しい
・染めた色を長持ちさせたい
・ヘアカラーのアレルギーを持っていない(要パッチテスト)
・白髪が透けないようしっかり染めたい
・8レベル以下の控えめな明るさが希望
・ヘアカラーのアレルギーがある
・ダメージしたくない
・本来の髪の色に近い色希望
・白髪が目立たなくなれば充分
・手触りや艶を損ないたくない
・ヘアカラーの匂いや刺激が苦手
明るさや色の種類などデザイン性重視でしっかり髪を染めたい人はアルカリカラー、
髪の印象は変えず、何よりダメージレスに白髪をさりげなく隠すだけで良い人はヘアマニキュアという選択肢があります。
こんなヘアカラーにしたいときは迷わず美容室で!
以下のようなことはセルフカラーでは失敗リスクが高いので美容室に行くのが安心です。
- 根元の白髪をしっかり染めて全体は明るくしたい
- ハイライトやデザインカラー
- 白髪染めをした髪を明るく染め直したい
- グレーヘアを淡い色のヘアマニキュアで染めたい・・・・など
【市販セルフカラー】ヘアカラーの色選びコツ
ここでは、髪の明るさに合わせた白髪染めヘアカラーの色選びのコツをお伝えします。
市販カラー商品で3段階の明るさの選択肢があると仮定します。
今の髪が暗め(5レベル〜6レベル程度)の場合の部分白髪染め
今の髪が自毛のような暗い色の人は暗めの色を選ぶと良いです。
白髪もしっかり染まります。
明るすぎる色さえ選ばなければ失敗が目立ちにくいです。
自毛より暗くなる失敗を防ぐためブラックは使わないように気をつけましょう。
今の髪が中明度のブラウン(8レベル〜10レベル程度)の場合の部分白髪染め
白髪染めで一番多いタイプ、中明度のブラウンです。
暗すぎるカラーはシミのようになるし明るすぎるカラーは明るく浮いてしまいます。
中間の明るさまたはやや暗い色を選ぶと失敗が少ないです。
髪が明るいほど白髪染めのセルフカラーの色選びは難しいと思って間違いないです。
今の明るさと大きく差があると濃い部分が目立ってしまうからです。
今の髪が高明度のブラウン(11レベル〜12レベル程度)の場合の部分白髪染め
とても明るい髪のセルフカラーが一番失敗が目立ちやすく難易度が高めです。
明るさの違いだけでなく色の違いも目立ちます。
明るい髪は自分で白髪染めをするのは避けた方が無難です。
やむを得ない時は暗くなる失敗だけは避けましょう。
後々余計な色素が残ってしまったり、次回サロンで修正するときブリーチや脱染剤が必要になることがあります。
明るい髪の人はひとまず一番明るめの色を選んでおくのが安心です。
白髪の染まりは弱いかもしれませんがそこは次回サロンで直してもらえば大丈夫です。
一般的に暗い色で染める失敗より修正時のダメージやコストも抑えられます。
白髪染めの明るさ選びで気をつけたいポイント
白髪染め用のヘアカラーは色素が入る作用が強く、一番明るい色を選んだとしてもおしゃれ染めのように明るくなりません。
白髪が染まる・・・髪に色素が加わる(足し算のイメージ)
黒髪を明るく・・・色素を抜いている(引き算のイメージ)
白髪染めで毛先を明るくしたいなどの場合は市販のカラーでは限界がありますので美容室で行うことをおすすめします。
セルフカラーの色選びで一番多い失敗例
サロンのお客さまの中で最も多く見れれる失敗は、現状明るい髪が市販のヘアカラー剤で暗く(濃く)染まりすぎた失敗です。
こんなときは明るいアルカリカラーを使っても明るくならない
・白髪染め用のヘアカラーをしたことがある
・ヘアマニキュアをしていた
・ヘナなどをしていた
・暗い色のカラーをしていた
などの場合はおしゃれ染めの明るい色のアルカリヘアカラーをしても明るくすることができません。
明るいヘアカラーはすでに染まっている色を脱色(脱染)するほどのパワーがありません。
ダメージした毛先など髪が染料を吸い込んで暗くなることもありますので焦って自分で手を加えず、サロンで修正したほうが無難です。
【サロンカラー】パーソナルカラーに合わせた色を選ぶ方法も
明るさの他に、「色相」という色の種類があります。
肌の色に馴染む髪の色を選ぶ方法の一つとして、パーソナルカラーを用いたものがあります。
よく、ファンデーションを選ぶときにイエローベース、ブルーベース(またはオークル系、ピンク系)という言葉を使いますよね。
サロンカラーではパーソナルカラーに合ったヘアカラーを選んでくれるサロンもあります。
この先の項目は美容室でのヘアカラーを中心にした内容で個人の主観を含みます。
【かんたん】大人肌に似合う色、避けたい色の判断
誰にでも簡単に判断しやすい髪の色選びの例をご紹介します。
アッシュ系(青灰)、イエロー(ゴールド)、グレーなど寒色系は日本人の大人世代に多い黄みの肌色には馴染みにくい色です。
どうしても
この系統の色にしたいときはベースメークやチークで顔色の補正をしっかり行うと良いでしょう。
市販の白髪染めカラーを選ぶときは、マット、アッシュなどは避けた方が無難でしょう。
反対に血色感を感じる赤みやピンクみのあるヘアカラーは血色をよく見せるので大人世代の肌をイキイキと明るく見せる効果があります。
髪の毛に潤いや艶も感じやすい色味です。
黄み肌の人はチョコレートブラウンやベージュブラウン、ガーネット系、ピンク系などが似合う傾向です。
以下の記事でかんたんなパーソナルカラーの割り出し方をご紹介しています。
市販のカラー剤の色選びのポイントをおさらい
・まず今より明るくするかしないかをチェック
・明るめカラーは白髪のカバー力弱め
・暗めの色は白髪のカバー強め
・アルカリカラーはしっかり白髪をカバー、長持ち
・ヘアマニキュアは明るくできない白髪ぼかし
・複雑なヘアカラーはサロンでするのが無難
・ヘアマニキュアは白髪の割合によって仕上がりの色が違う
・ホームカラーの箱にある色見本はあくまでイメージ
セルフカラーはあくまで簡易的なヘアカラーです。より、美しい仕上がりを求めるときはサロンでヘアカラーをされるのをお薦めします。(この記事には個人の主観も含まれます。すべての人に当てはまるわけではないことをご了承ください。)
明るさの方向性が決まることで、使用する薬剤のジャンル(ヘアカラーかヘアマニキュアか)がだいたい絞られます。
迷ったら、アルカリカラーを選べば多くのデザインや色のバリエーションが選べます。
反対にヘアマニキュアは明るくならない、明るくなった髪や白髪でないと色が見えないなど色の再現性に制限があります。