このページでは白髪染めヘアマニキュアで髪がきしむ、痛むと感じる原因と対策がわかります。
もくじ
ヘアマニキュアで髪がきしむと感じる原因
髪を引き締める収斂(しゅうれん)という作用で
キューティクルが閉まり表面がキュッキュとした手触りになります。
このきしみが痛んだと感じる原因です。
髪は平常時で弱酸性です。
ヘアカラーやパーマでアルカリに傾いた時(イラスト右側)や、ヘアマニキュアで酸性に傾く(イラスト左側)と髪の手触りが変わります。
ヘアマニキュアで髪が痛むと感じる原因
とはいえ、アルカリカラーに比べて化学反応を起こさない分、髪の中の組織への影響が少ないのでダメージリスクが低いと言われています。
美容室のヘアマニキュアはきしみの少ないものもあります。
ヘアカラーやヘアマニキュアの後は髪を弱酸性に近づけるのがきしみ予防の基本
上のイラストでもあるように、ヘアマニキュアで酸性に傾いたキューティクルを弱酸性に戻していくトリートメントでできしみやパサつきが改善されていきます。
通常、数日から1週間程度で通常時の手触りに戻っていくことが多いです。
ヘアカラーやヘアアイロンでのダメージが強い場合はきしみやパサつきが残ることもあります。
サロンで補修効果や補強効果のあるトリートメントメニューをするのも効果的です。
毛髪補修と補強でなめらか髪に整えるセレクタープロファイブ SP5 リバイブセラム(筆者ショップ)
好みの質感に整えるアウトバストリートメントを併用するのもおすすめです。
ツヤのあるサラサラ質感にケアネスヘアオイルリノ(筆者ショップ)
髪が傷まない、きしまないヘアマニキュアはあるの?
ヘアマニキュアでのきしみや痛みが気になる人におすすめな対策をお伝えします。
市販品ならカラートリートメントがおすすめ(個人の主観)
美容師の私がドラッグストアなどの品揃えを調査したり、お客様のリアルな声から現在はカラートリートメントの方がヘアマニキュアより一般的になっていると感じます。
市販のヘアマニキュアはおしゃれ染め、白髪染めともにヘアカラーやカラートリートメントに比べて選択肢が少ない傾向です。
市販のカラートリートメントのメリット
カラートリートメントはこんな方に向いています。(10レベル以上の明るい髪には向きません)
- いつもセルフカラーの方
- 8レベル以下の白髪染めサロンカラーの一時的な根元カバーとして
ヘアマニキュアと比較してカラートリートメントにはこんなメリットがあります。
- 塗り方が簡単
- トリートメントベースで仕上がりの髪が柔らかい
- 頭皮が染まりにくい
- 根本から染められる
- 染まりすぎない
- pHが6~8(弱酸性〜中性域)程度
美容室でのヘアマニキュアのメリット
- きしみにくいヘアマニキュアもある
- 市販品よりよく染まる
- 市販品より色持ちが良い
- 市販品よりツヤが良い
- 根本ギリギリから塗る技術(白髪染め)
美容室ではカラートリートメントというメニューは無いのが一般的です。
ヘアマニキュア後にはトリートメントで髪を柔らかく
カラーヘア向けのダメージケア効果のあるトリートメントを使うことで、ヘアマニキュアで酸性に傾いたpHを少しずつ弱酸性(等電点)に戻します。
数日〜1週間程度で髪のハリ感が緩和され程よい柔らかさになります。ただし、キューティクルのダメージが強い髪はきしみが改善しにくいことがあります。
もともとダメージが強めな髪はキューティクル補修効果のあるアウトバストリートメントを併用すると手触りを柔らかく、ツヤ感を出すことができます。
サロンでは髪が硬くなりにくい処方のヘアマニキュアもあります (サロンによって仕入れが違うので取り扱いがない場合もあります。)
ヘアマニキュアで髪がきしむ人への解決案まとめ
- 【セルフカラー】で8レベル以下の白髪染めをしている人はカラートリートメントという選択肢も
- 【美容室】ではきしみの少ないヘアマニキュアを扱っていることも
- ヘアマニキュア後はダメージ補修効果のあるトリートメントを続けて髪のpHが弱酸性に戻ってくると柔らかくなる
- もともとダメージがある人はキューティクル補修効果のあるアウトバストリートメントを併用
髪が傷まないヘアマニキュアはあるの?
ヘアマニキュアは髪がきしむ?