ヘアカラーの最適頻度

ヘアカラーをする頻度はどのくらいが最適なのでしょうか?髪や肌への負担を考えると頻度が高ければ良いとは言えないかもしれません。

以下のような方にベストなカラーリング頻度をお答えしていきたいと思います。

  • ダメージや皮膚への影響が気になるのでなるべくヘアカラーの回数を減らしたい
  • いつもきれいな髪色を保ちたいので最適な頻度を知りたい
  • アルカリカラーでのセルフカラーの頻度はどのくらいが理想的か

この記事は美容歴20年超のサロン実体験をもとに、美容薬学検定1級、ヘアケアマイスター認定の女性美容師が書いています。

ヘアカラーの理想的な頻度は目的や条件によって変わります

 

ダメージや皮膚への影響が気になる人は最低1ヶ月より早くカラーリングをしない/使用する薬剤を低ダメージなものに変えるのがおすすめ

白髪が多い人など、カラーリングをして2週間もすると衝動的に染めてしまう。でも、ずっとこの先このペースでカラーリングを続けて皮膚や髪に影響はないのだろうか?と不安な方はなるべく最低一ヶ月以上カラーの頻度をあけることをおすすめします。

 

アルカリカラーは、もっともポピュラーですがダメージやアレルギーのリスクもゼロではありません。

 

カラーリングは長期的に繰り返し行うことを考えると、頻度を減らすのは限界があると思いますのでカラー剤を低ダメージ、皮膚への影響が少ないものに変えることを検討するのもおすすめです。

 

いつもきれいな髪色とツヤを保ちたい人

明るいカラーや色味にこだわったカラーなどは、早くて3週間、一般的に1ヶ月〜1ヶ月半程度で色が抜けてきてしまいます。

単色、1回のカラーの場合30〜40日くらいでリタッチ(根本の新しく生えた部分だけ染める)をして翌30〜40日目で全体をカラーリングすることがおすすめです。

※デザインによってブリーチの有無などによる個人差があります。

 

2剤タイプのアルカリカラーでのセルフカラーの頻度はどのくらいが理想的か

 

ご家庭でヘアカラーをするときは、少なくとも1ヶ月程度は間隔をあけたほうがよいです。

 

ご家庭でアルカリカラー剤を使ってヘアカラーをするときはサロンカラーに比べて頻度が高くなっていきやすい傾向があるので気をつける必要があります。

 

セルフカラーはいつでも気軽にできる反面、2週間程度で再び染めてしまう人も見受けられます。

 

また、自分の髪のダメージ度合いを把握できずに長い年月ヘアカラーを繰り返すことが多いため、ダメージが進行している人を見かけます。

ヘアカラーの薬剤の種類|目的から選ぶ

2022/02/04

 

アルカリカラーより低ダメージのヘアマニキュア、カラートリートメントなどで代用

(マニキュア画像追加)

頻繁にセルフカラーをする人は、ヘアマニキュアなどアルカリカラーよりダメージリスクが少ないカラー剤を使うことをおすすめします。

 

カラーリングは生涯繰り返し行うケースが多いものですので、髪や肌への影響リスクがつきものです。長期的な目線で頻度や薬剤を選ぶことをおすすめします。

カラーの頻度は美容師の主観や、お客様の価値観、体質、髪のダメージ度によって差がありますが、わたしは以下のように考えています。

髪や肌へのダメージレス優先の人40〜60日くらいおきのヘアカラー+低ダメージの薬剤にしてもらう(長期的な差が出ることが多い)

・常にカラーの色味をベストに保ちたい人は30日程度でリタッチ、翌30日位で全体染めを交互に

・ご家庭でのアルカリカラーは30日より早く染めないよう習慣づける

ご自身に最適なカラー頻度の参考になれば嬉しいです。