もくじ
- 大人美容師が実践する大人の頭皮汗対策3つ
- やはりリンパ節を冷やす方法が手っ取り早い
- リンパ節を素早く冷やす方法
- リンパ節の集まっている場所はここ!
- ペットボトルを凍らせる時の注意点
- 美容師による「頭の汗」Q&A
- Q.頭(頭皮)の汗腺は多い?少ない?
- Q.頭(地肌)の皮脂腺はどのくらいありますか?
- Q.汗は何のために出るのですか?
- Q.どんな時に汗が出ますか?
- 大人美容師が実践する大人の頭皮汗対策3つ
- 頭皮汗対策|1.ハッカ(ミント)精油を使った手軽なアイスタオルの作り方
- 頭皮汗対策|2.ミントハーブを使ったアイスティーの作り方
- 頭皮汗対策|3.ドライシャンプーを使う
- 番外編|夏野菜で体の熱を逃がすアイディア
- 大人の頭皮汗対策のポイントをまとめておきます
大人美容師が実践する大人の頭皮汗対策3つ
私も真夏の出勤時など頭皮の汗に悩まされています。もちろん接客業ですのであれこれ汗対策を試しました。
美容師の私が色々試してみていちばん早く汗を引かせる方法をシェアします。あわせて、私が実際やってみた汗を引かせる具体的な対策3つと、頭皮の汗についてのQ&Aもシェアします。
この記事は現役20年以上のサロン実体験と、毛髪科学、美容薬学の知識を持った女性美容師が書いています。
美容薬学検定1級
JHCMAヘアケアマイスター取得
アロマテラピー検定1級
美容師免許
やはりリンパ節を冷やす方法が手っ取り早い
画像出典:Canva
個人差があるので一概には言えませんが、いろいろ試して汗を引かせる効果をいちばん感じたのは、リンパ節を冷やす方法でした。
真夏の寝苦しい熱帯夜のときもリンパ節を冷やしてなんとか寝苦しい夜をやり過ごしました。
リンパ節を素早く冷やす方法
凍らせたペットボトルか保冷剤などで首筋などのリンパ節を冷やします。乾いたタオルや手ぬぐいなどを巻いておくと服を濡らしません。
画像出典:Canva
5分ほど冷やしているとしだいに体温が下がってきます。体温が下がると汗も落ち着いてきます。
リンパ節の集まっている場所はここ!
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首筋
脇
鼠蹊部(そけいぶ)
膝の裏
など
ペットボトルを凍らせる時の注意点
水は凍らせると膨張しますので満杯に入れずに、上から5センチほどの空間をあけて水を入れておくのが安心ですよ。
美容師による「頭の汗」Q&A
画像出典:Canva
Q.頭(頭皮)の汗腺は多い?少ない?
A.頭の汗腺は身体中で2番目に多いです。一番多いのは手のひら、足の裏です。
頭皮の汗腺は 1c㎡あたり360個くらい存在するといわれています。すごい数ですよね。
Q.頭(地肌)の皮脂腺はどのくらいありますか?
A.頭(頭皮)は体中でいちばん皮脂腺が多い部位です。頭皮の皮脂腺は1c㎡あたり140~190個程度(そこに加えて汗も多く出てくる部位ですしさらに髪の毛という高温多湿になりやすい環境ですので不快感や匂いなどがとても気になります。
Q.汗は何のために出るのですか?
A.体温が上がりすぎないように汗が出ます。人間は汗を出すことで汗が蒸発するときに皮膚表面の熱を奪うことで体温を下げることができます。
犬は汗をかけないので、舌を出してハーハーして体の熱を発散させているのはご存知かと思います。
Q.どんな時に汗が出ますか?
A.汗が出る状況には3つのパターンがあります。
暑いときや運動したとき体温を下げるために出る汗
緊張や興奮など精神的なものが原因の汗
辛いものを食べたときに出る汗
私は夏の暑い日にわざわざ辛いものを食べて発汗して涼しくなるのが好きです。そんな人、いませんか?
大人美容師が実践する大人の頭皮汗対策3つ
それでは、私が夏の寝苦い熱帯夜や通勤時などに行っている頭皮汗(全身汗)対策を3つシェアします。
頭皮汗対策|1.ハッカ(ミント)精油を使った手軽なアイスタオルの作り方
画像出典:Canva
私は美容師ですが好きが高じてアロマテラピー検定1級を持っています。アロマテラピーというと道具など準備が大変と思われますが、かんたんにできる方法もあります。
ここではペパーミント(ここでは大好きな北見ハッカ)のアロマオイル(精油)を使う方法をご紹介します。ミントはアウトドアで虫除けとしても使えるのでひとつ持っていると便利ですよ。
敏感肌、植物アレルギーの方はご使用をお控えください。
【用意するもの】
天然のミントの精油(アロマオイル)
タオル
ポリ袋かラップ
冷凍庫
洗面器またはそのような容器
水道水(洗面器にタオルを浸せる位の量、洗面器の2/3くらい)
- 清潔な洗面器に水道水を2/3程度、タオルが浸せるくらい注ぐ。
- ミントスプレーを1〜2プッシュ(精油のボトルなら1〜2滴)洗面器の水に垂らす。
(少しで充分です)
- 軽くかき混ぜてタオルを浸してしっかり絞る。
- 畳んだタオルをラップに包むか、ポリ袋に入れて冷凍室で半冷凍にする。(タオルが広げられる程度)
- 凍ったら、首すじや脇などのリンパ節に当てる。
- ミントの香りが体温を穏やかに下げてくれます。耳の下付近や首の後ろがおすすめ。3〜5分くらいで当てる部位を変えて落ち着いたら終了。
※精油の希釈濃度は、アロマテラピーの基本に従い刺激がないよう1%以下に設定してあります。多く入れると肌に刺激がありますのでご注意ください。
※精油は原液を直接肌につけてはいけませんのでご注意ください。ここでは水で希釈しています。
※小さなお子様がいらっしゃるご家庭では精油は手の届かない、高温多湿でない場所で保管してください。
ノンアルコールのウェットティッシュまたは汗拭きシートを冷凍庫に冷やしておく方法もよりかんたんでおすすめです。寝苦しい夜中に、気持ちいいですよ。
頭皮汗対策|2.ミントハーブを使ったアイスティーの作り方
お風呂上がりなど、体温をさげるはたらきがあるペパーミントのドライハーブを使ったアイスティーのレシピをご紹介します。
【用意するもの】
ミントハーブ ティースプーン3杯(ハーブティー専門店などで販売されています)
熱湯200程度
水 500ml程度(お好みの濃さで)
お好みで氷
- 耐熱ティーポットにミントハーブをティースプーン3杯くらい入れる
- 熱湯を注ぎ蓋をして蒸らす
- あらかじめ濃く出して水を入れるので、茶色く色がついてきたら、水を入れて好みの濃さにする
- ボトルなどに入れて冷蔵庫で冷やして出来上がり(氷を入れてもOK)
耐熱ティーポットがない場合はスーパーなどで売っている「お茶パック」にハーブを入れても大丈夫ですよ。
頭皮汗対策|3.ドライシャンプーを使う
ドライシャンプーと言ってガススプレーの頭皮清涼用化粧品を使う方法です。外出先など、その場で汗を引かせたいときにおすすめです。頭皮に直接作用するのですっきり感が高いです。
冷え冷え感が物足りない人やメントール系の刺激に強い人は男性向け冷却アイテムもおすすめです。
以前ドライシャンプーの商品比較記事を書いていますので興味がある人はチェックしてくださいね。
番外編|夏野菜で体の熱を逃がすアイディア
きゅうりやナス、ゴーヤやトマトなど夏野菜を食べると体の熱を取ってくれるはたらきがあります。
※体の冷えやすい体質で汗をかく人は冷えすぎてしまうので控えめにするのをおすすめします。
大人の頭皮汗対策のポイントをまとめておきます
画像出典:Canva
今回の記事では、頭皮汗をクールダウンするアロマテラピーを応用した方法など3つご紹介しました。最後に頭皮汗を引かせる対策についてまとめておきます。
- 汗を引かせるポイントはリンパ節を冷やすこと
- 頭は汗腺も皮脂腺も多い高温多湿なところ
- ミント精油を使ったかんたんアイスタオルの作り方
- ミントハーブのアイスティーの作り方
- 外出先などで手っ取り早くクールダウンできるドライシャンプー
- 体の熱を取ってくれる夏野菜を食事に取り入れる