最終更新2024.8.13
ヘアカラーやブリーチの匂いで気持ち悪くなったり、こんな症状が出たことありませんか?
このような時はヘアカラーを洗い流し、中止しましょう。
症状が続く場合は医師に相談するのをお勧めします。
- ヘアカラーの匂いの原因
- ヘアカラーの匂いで気持ち悪くなる人が気をつけたいこと
- ヘアカラー後の髪の匂い対策
困った時に読めるようブックマークすると便利です。
もくじ
- ヘアカラーやブリーチの匂いの原因は?
- アンモニアは揮発性なので髪に残りにくいメリットも
- サロンのアルカリカラーは匂いを抑える技術が進化
- 市販の刺激臭が少ないホームカラーについて
- セルフカラーをするときは必ず換気の良い環境で行う
- ヘアカラーを混ぜた直後は揮発臭を強く感じます
- 【美容室】髪に残るヘアカラーの匂いを減らす方法
- 鼻炎や喘息などがある人は混ぜる時の揮発臭に注意
- カラー剤の揮発臭を嗅がないため「マスク」がおすすめ
- 危険!今すぐやめたいセルフカラーの使い方
- 浴室でヘアカラーは換気が不十分で匂いがこもりやすい
- バスタブに浸かりながらのヘアカラーは危険
- ヘアカラーの匂いで反応が出る人は別なジャンルの薬剤も検討してみて
- ヘアマニキュアやカラートリートメントでも匂いや不快感がおこる場合は髪を染めないことも視野に入れて
- 化学物質のヘアカラーではなく100% 植物の「ヘナ」という選択肢
- 注意!植物アレルギーの方はヘナは使えません
- 必ず知ってほしい!ヘアカラーのアレルギー
- 即時性のアレルギー反応
- 遅延型のアレルギー反応
- 化学物質やにおいに敏感な体質の方へ
- 美容室では敏感体質であることをカウンセリングのときにしっかり伝える
- ヘアカラーの匂いで体に反応が出た時にするべきことを復習
ヘアカラーやブリーチの匂いの原因は?
アンモニアはアルカリ剤と呼ばれ、おもに美容室で使われるプロ用ヘアカラーに配合されています。
アンモニアは揮発性なので髪に残りにくいメリットも
- アンモニアは匂いや成分が揮発しやすく髪に残りにくい
- ダメージの原因を軽減
サロンのアルカリカラーは匂いを抑える技術が進化
イメージ画像
現在は各メーカーの開発が進み、ヘアカラーの匂いが軽減されています。
美容室ではヘアカラーのニオイ対策として次のようなことを行っています。
残臭(髪についた匂い)を減らす処置 低アルカリカラーの使用 ヘアマニキュアの使用 など
※サロンによっては低アルカリカラーの取り扱いがない場合もあります。
白髪染めでもシミにくく匂いが少ないヘアカラーがあります。
ノンジアミンカラーが100%アレルギーが出ないということはありません。
市販の刺激臭が少ないホームカラーについて
ホームカラーでは匂いを緩和するためモノエタノールアミンというアルカリ剤がしばしば使われます。
揮発臭が少ないのはメリットですが、髪にダメージの原因物質が残りやすいのはデメリットかもしれません。
セルフカラーをするときは必ず換気の良い環境で行う
ご自宅でヘアカラーを行うときは、必ず換気をしながらヘアカラーをするようお気をつけください。
ヘアカラー中に吐き気、胸の苦しさ、めまいなどを感じたら、染めるのを中止して換気し、薬剤を洗い流しましょう。
ヘアカラーのリスクや安全に使うための知識をまず説明書でチェックしましょう。
ヘアカラーを混ぜた直後は揮発臭を強く感じます
製品によって匂いが少ないのもありますが、一般的には脱色力の高い明るいヘアカラーほど揮発臭が強くなります。
2つの薬剤の混ぜ方が不十分だと刺激を感じやすいと言われています。
使うときはしっかり混ぜることをおすすめします。
【美容室】髪に残るヘアカラーの匂いを減らす方法
匂いが強いヘアカラーの条件には次のようなものがあります。
- アルカリが強いほど匂いも強い
- 明るいカラーほど塗る時の刺激臭が強い
- 髪の状態によって匂いの残りやすさに個人差がある
2つの薬剤を混ぜる化学反応で染まる特性上、
作業中や髪に残る匂いをゼロにすることはできませんが、
美容室では以下のような対策があります。
- 低アルカリ、低刺激性、ニオイの出にくいヘアカラーを使う
- においをを抑える専用の処理剤を使う
- 残臭を軽減するホームケア製品を利用するなど
など家庭のカラーではできない匂い対策もあります。
家庭用のカラーはサロンのような処理はできませんが、以下のことで少しだけ軽減できます。
- しっかりすすいでカラー剤を髪に残さない
- 匂い軽減成分が配合されたシャンプー、トリートメントを使う
ニオイ対策の成分として、ヘマチンや柿タンニンなどが配合されたシャンプー剤があります。
一度で完全に匂いが消えるわけではありませんが、数日の使用で気にならなくなってきます。
鼻炎や喘息などがある人は混ぜる時の揮発臭に注意
カラー剤の揮発臭を嗅がないため「マスク」がおすすめ
- 薬剤を混ぜるとき、塗布するとき、放置時間はマスクをすると揮発臭を緩和できます。
(もみあげにマスクの紐がかかる人は塗りにくいので塗り終わってからマスクをしてもOK。捨てても良いマスクがおすすめ)
- 薬剤を入れたカップに顔を近づけないようにしましょう。
危険!今すぐやめたいセルフカラーの使い方
- 換気しにくい浴室でのヘアカラー
- 湯船に使ってヘアカラー放置
浴室でヘアカラーは換気が不十分で匂いがこもりやすい
浴室でヘアカラーすることはありませんか?
- 浴室は空気がこもりやすい
- 窓がない浴室は換気がしにくい
浴室など密閉空間はヘアカラーの揮発臭が充満しやすく目や鼻、のどなどに刺激を感じやすい環境です。
バスタブに浸かりながらのヘアカラーは危険
湯船に浸かりながらのヘアカラー放置にはこんなリスクがあります。
- 汗や湿気でヘアカラーが顔や目に入るリスク
- 首筋や背中など皮膚について皮膚トラブルを起こすリスク
ヘアカラーする全ての人が必ず知っておきたいことです。
ヘアカラーの匂いで反応が出る人は別なジャンルの薬剤も検討してみて
体に不快な反応が出るケースの大半はアルカリカラーを使ったときに起こるものです。
ヘアマニキュアやカラートリートメント(化粧品分類)
ヘアマニキュアやカラートリートメントでも匂いや不快感がおこる場合は髪を染めないことも視野に入れて
また、体調や気分がすぐれないときはヘアカラーの刺激や匂いを感じやすいので体調が良いときに行うのが安心です。
セルフカラーをしている人、これからセルフカラーをはじめる人は以下の記事を読むことでヘアカラーを安全に使う基本事項がチェックできます。
化学物質のヘアカラーではなく100% 植物の「ヘナ」という選択肢
一般的に普及しているわけではありませんが、ヘナに熟知したサロンでは化学染料を一切含まない100%ヘナ(植物)で白髪を染める事ができます。
市販のヘナは内容物の判定が難しいため、品質の良いヘナを扱うサロンを選ぶのがおすすめです。
発色を促進するために、ヘアカラーに配合されている「ジアミン」が配合されているものもあるので自分のニーズに合っているか注意深く見極める必要があります。
注意!植物アレルギーの方はヘナは使えません
事前のパッチテストが必要です。
私は、アルカリカラーを始めとする薬剤にアレルギー反応を起こしやすい体質です。
ヘナは大丈夫ですが、藍(インディゴ)染料は痒くなりました。
ご参考までにパッチテストの様子を載せておきます。
【まめ知識】ヘナは正確には「ヘアカラー」ではなく、ローソンというオレンジ色の色素が髪に染まる性質を利用した植物です。
- 植物は化学物質より安全というわけではない。
- ヘナのメリットは刺激臭や皮膚刺激、髪ダメージがほぼない。(植物特有の匂いはあります)
- ヘナはヘアカラーではない
- ヘナはローソンというオレンジ色の色素で染まる
- ヘナは放置時間が長い
必ず知ってほしい!ヘアカラーのアレルギー
ヘアカラーにはアレルギーを起こす心配がある成分も含まれています。
アレルギー反応には2パターンあります。
即時性のアレルギー反応
カラーの最中〜30分後くらいで呼吸困難や胸の苦しさなどが出る場合は救急車を呼びましょう。
ヘアカラーの説明書を持参すると医師に状況が伝えやすいです。
- 吐き気がする
- めまい
- 呼吸が苦しくヒューヒューする
- 意識を失う
遅延型のアレルギー反応
もう1つは、しばらく時間が経ったあとに症状が出る遅延型のアレルギー反応です。
次のような症状が出たら皮膚科を受診してください。
それ以降はヘアマニキュアなど別なジャンルのカラー剤を検討したほうが良いでしょう。
- 頭、顔、首耳などのかゆみ
- 発疹
- 顔が腫れる
- カラー中や直後は異変を感じないことも
- その日の夜など少し時間が経って症状が出る
- 48時間後くらいが症状のピーク
情報出典:日本ヘアカラー工業会
化学物質やにおいに敏感な体質の方へ
明るく染めることはできませんが、アルカリカラーより匂いの少ないヘアマニキュア、カラートリートメントなどを検討してみるのもおすすめです。
美容室では敏感体質であることをカウンセリングのときにしっかり伝える
ヘアカラーの匂いで体に反応が出た時にするべきことを復習
外出自粛の期間などにホームカラーを初めて使う人も増えていると感じます。
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- ヘアカラーの匂いで体に反応が出た場合は我慢しないで洗い流す。次回以降は同じジャンルの薬剤を使わない。
- カラー剤をつけたまま湯船に入らない
- グローブは必ず着用
- バスルームでのヘアカラーは換気
- 匂いが苦手、呼吸器が敏感な人はマスクを
- サロンヘアカラーの残臭対策、匂いの少ない薬剤も
- ヘアカラーを混ぜるときに顔を近づけない
- 敏感体質の方はカウンセリング時にしっかり要望を伝える
- 匂いや刺激に敏感な方はヘアマニキュア、カラートリートメントなども
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安全にヘアカラーを楽しんでいただければ嬉しいです。