この記事は過去記事を再構成して編集しました。(2023.9.7)
この記事で3つのことがわかります
- 美容室ヘアカラーメニューの種類の例
- 美容室のヘアカラーメニューを選ぶ時の考え方
- 美容師に伝わりやすいオーダーの仕方
ここでは基本的なヘアカラーメニューと種類と内容だけお伝えしていますが、人の数だけさまざまなケースがあります。
筆者のサロン経験から平均的なケースを書いています。
髪や条件によって向き不向きがあることを踏まえてお読みくだされば幸いです。
技術の内容は一人ひとり違いますので美容師にご相談するのをお勧めします。
もくじ
- 美容室ヘアカラーメニューの種類の例
- ワンメイクカラー
- ダブルカラー
- インナーカラー
- グラデーションカラー
- ハイライトカラー
- 脱色しないローライトという選択肢
- バレイヤージュ
- 美容室のヘアカラーメニューを選ぶ時の3ステップ
- ステップ1.なりたいヘアカラーデザインを選ぶ(写真を選ぶ)
- ステップ2.希望するカラーにブリーチが必要かをチェック
- ステップ3.どのくらいの頻度で美容室に行けるか?
- 美容室でのメンテナンス頻度が高いヘアカラーメニューの例
- ちょっとだけ冒険したい初心者向けのデザインカラーメニューは?
- ブリーチをしたくない場合のライトナーという選択肢
- 画像を見ただけではブリーチを使うカラーなのかわからない場合
- 【パーソナルカラー】肌色に合ったヘアカラーでシンプルきれいに
- 美容室のヘアカラーメニュー選びで気をつけたいこと
- 美容室のメニュー選びで迷うときの選択方法のポイント
美容室ヘアカラーメニューの種類の例
まず、よくあるサロンカラーメニューをご紹介します。
メニュー名というより技法の名前というものもあります。(バレイヤージュなど)
美容室検索サイトなどではサロン独自のメニュー名をつけていることもあるので予約の時はサロンに問い合わせることをお勧めします。
- ワンメイクカラー
- ダブルカラー
- インナーカラー
- グラデーションカラー
- ハイライトカラー
- バレイヤージュ
これらを詳しく解説します。
ワンメイクカラー
最もよく使われるヘアカラー技術。
一般的に1回のカラーリングで全体を染める方法。
サロンによって白髪染めを含むこともあります。
ヘアカラー
- 短時間
- メンテナンスが比較的楽
一般的な所要時間は1〜1.5時間程度です。
ダブルカラー
ブリーチやライトナーで明るい下地を作ってからヘアカラーで染める方法。
- 色味を強調しやすくなる
- カラーバリエーションが広がる
- 個性的なヘアカラーが楽しめる
①髪の色素を脱色してブラウンを取り除き黄色や白に近い色にする。
②希望のカラーを重ねるする
メリットは濁りが少なく鮮やかな色味を再現できることです。
デメリットは希望色によってブリーチが2回以上必要になることもあり、ヘアカラー1回よりダメージが大きいことです。
ハイライトなどが組み合わされたダブルカラーもあります。
- ブリーチとカラーのダメージがあります
一般的な所要時間は2〜2.5時間程度
2回め以降継続するには伸びた部分と必要部分のブリーチ+カラーを行います。
暗くする場合はブリーチしないこともあります。
インナーカラー
襟足や耳周りなど内側にポイント的にカラーをする方法。ブリーチ後にカラーするケースが多い。
- ちらっと見えるのがおしゃれ
- 上部が暗めな色なら比較的メンテナンスが楽
- 職場などでは隠しやすい
- イヤリングカラーは初心者にも試しやすい
一般的な所要時間は1時間〜2時間程度(長さや範囲によります)
グラデーションカラー
毛先に行くに従ってグラデーション状に色を変化させるヘアカラー法。ブリーチを使うことも。
- 根本を自毛に近い暗めの色にすればメンテナンスも楽
- 毛先カラーというバリエーションもある(下イラスト)
ハイライトカラー
最も守備範囲が広いデザインカラーの技法。
髪を細く縫いとるようにすくって染めるウィービングという方法で明るさやメリハリを表現。
入れる場所や太さなどによってデザインのバリエーションが広いのがメリット。
白髪ぼかしハイライトも人気ですよね。
脱色しないローライトという選択肢
明るい髪に影色としてローライトを入れることも。ブリーチしないのでダメージリスクが少ない。
バレイヤージュ
欧米から日本に浸透したブリーチを駆使したヘアカラーデザイン。
ここでご紹介したメニュー以外も美容師のセンスでいろんなデザインがあります。
美容室のヘアカラーメニューを選ぶ時の3ステップ
まず、こんな髪色してみたいな、というイメージ写真をいくつか集めます。保存しておくと便利です。
インスタグラムでは投稿を保存できる便利な機能があります。
右下の栞のようなマークが保存ボタンです。
スマートフォンの操作が難しい場合はスクショ(スクリーンショット)で写真を保存する方法もあります。
日頃から好きなスタイルを保存しておくと美容室で美容師に相談する時イメージを共有しやすいので便利です。
ステップ1.なりたいヘアカラーデザインを選ぶ(写真を選ぶ)
まずメニューを選ぶ前に、なりたいヘアスタイルを絞っていきます。
ヘアカラーは視覚的な要素が多く、デザインが豊富で言語化しにくいので「おまかせ」でない場合ヘアスタイルの写真は用意するのを推奨します。
インターネットでやってみたいヘアカラーの写真をいくつか選んで保存していくと便利です。
ある程度スタイルが決まっている人は「ヘアカラー ハイライト」「ヘアカラー ベージュ」などと気になるキーワードを検索するのも良いです。
私の場合、お客様のスタイルがはっきり決まっていなくても数種類のイメージ画像を見せていただくと好みの傾向を把握しやすいです。
美容師側も写真から必要な施術とダメージ度や後々のリスクなども想定しやすいので、お客様の髪の条件やライフスタイルにあったヘアカラーを提案しやすいです。
ステップ2.希望するカラーにブリーチが必要かをチェック
例えば上のイラストのようなピンクの髪色にしたいとき。
この場合はカラー前にブリーチが必要なので「ダブルカラー」や「ブリーチオンカラー」などのメニューを選択します。
ブリーチが必要かわからない場合は写真を美容師に写真を見せるのが一番確実です。
ブリーチをしたくない場合は「ブリーチしない色で」とはっきり伝えましょう。
ブリーチの詳細についてはこちらをクリックで該当部分に移動します。
ステップ3.どのくらいの頻度で美容室に行けるか?
複雑なヘアカラーほどこまめなメンテナンスとヘアケアが必要になるので美容室に行く頻度が高くなります。
ご自身のライフスタイルやご予算にあったスタイルを選ぶことは大事です。
美容室でのメンテナンス頻度が高いヘアカラーメニューの例
以下のヘアカラーメニューは日本人の髪には新生部が伸びるとだらしない印象になったり、色落ちが目立つこともあるので美容室にこまめに行く必要があります。
ダメージ度も高いので日頃から補修力のあるトリートメントなど髪のパサつきや乾燥のヘアケアもしっかり行いたいメニューです。
- バレイヤージュやコントラストの強い欧米人風ハイライト
- ダブルカラー(ブリーチオンカラー)
どんなカラーメニューでも髪は1ヶ月に1センチは伸びます。
黒い「プリン」が1センチになるイメージです。
髪の色が明るいほど新生部が目立ちやすくなります。
まめに美容室に行かないときれいな状態を保ちにくい複雑なブリーチカラーは初めてトライする方には少々大変かもしれません。
具体的にはこのようなことがあります。
- トリートメントなどのダメージケアが必要
- 洗いっぱなしではパサついて見えやすい
- ヘアアイロンなどスタイリングがあってスタイルが完成する
- ハイトーンカラー(明るい色)はくせ毛が強い方には痛んで見えやすいリスク
ちょっとだけ冒険したい初心者向けのデザインカラーメニューは?
あまり目立ちすぎず、メンテナンスが比較的楽なのはこんなカラーです。(個人的主観)
- コントラストが控えめな細めの馴染ませ系ハイライト
- サイドのインナーカラー
派手にならない細めのハイライトは大人世代にも品よく取り入れやすい定番のスタイルです。
白髪を目立たなくする時にもよく使われます。
サイドだけなど入れる部位を選べるのも取り入れやすいポイントです。
ブリーチを使う部位を最小限に抑えることもできます。
ブリーチをしたくない場合のライトナーという選択肢
また、ブリーチより脱色力の低いライトナーという薬剤を使う選択肢もあります。
一回のヘアカラーで染めるよりカラーの色味が強調されるメリットがあります。
(暗いカラーなどヘアカラーの履歴によってライトナーでは明るくならないこともあります。)
- ブリーチを使うカラーにするか(ライトナー含む)
- ヘアカラーだけで染めるか
ここが大きな選択肢になります。
ブリーチをするカラーリングの場合、2回染める+洗い流す工程になることが多いので時間と料金も変わります。
また、ダメージの許容範囲がどのくらいかもご自身で決める必要があります。
ブリーチをするカラーの場合、こんな選択肢があります。
①全体をブリーチ+カラー
②必要な部分だけブリーチ+カラー
ブリーチを使ったデザインカラーのバリエーションは以下のようなものがあります。
よくあるデザインカラーの例
- ハイライト 筋状にブリーチ+カラー
- グラデーションカラー グラデーション状に色が変化する染め方
- インナーカラー 髪の毛の内側をブリーチ+カラー
仕上がりの雰囲気が知りたいときは「ハイライト 髪型」などと検索すると大量のヘアスタイル写真が表示されます。
画像を見ただけではブリーチを使うカラーなのかわからない場合
ヘアスタイルの画像を見ただけではブリーチしているのかわからないことがありませんか?
予約前など公式LINEで美容師と直接やり取りできるサロンは画像やメッセージのやり取りもしやすいのでイメージが伝わりやすく安心感があります。
個人的意見では、初めてのサロンでもあらかじめ美容師を指名したほうが事前のやり取りがしやすいと思います。
【パーソナルカラー】肌色に合ったヘアカラーでシンプルきれいに
1色のカラー(ワンメイクカラー)でも自分らしさ楽しめます。
ハイライトやブリーチがNGな方でも、単色で効果的にイメージチェンジをすることができます。
- 肌をきれいに見せたり小顔効果のあるパーソナルカラーに合わせたヘアカラー
- 髪が健康的に見える色選び
イエローベースかブルーベースかによって似合う明るさや色が違います。
単色のヘアカラーでは特に色の選び方で肌移りや肌のシミ、くすみなども違って見えます。(感じ方には個人差があります)
色彩学の色の対比を応用しています。
美容室のヘアカラーメニュー選びで気をつけたいこと
当日は所要時間や内容が大きく変わるようなメニュー変更ができないことが多いです。
予約の問い合わせの段階で疑問点や所要時間を確認しておくのがトラブル防止になります。
美容室のメニュー選びで迷うときの選択方法のポイント
ステップ1.なりたいヘアカラーデザインを選ぶ(写真を保存)
ステップ2.希望するカラーにブリーチが必要かを確認する
ステップ3.どのくらいの頻度で美容室に行けるかを考える
美容室のメニュー選びがスムーズになれば嬉しいです。
美容室のヘアカラーのメニューが複雑だと感じませんか?
ヘアカラーメニューの種類がわからない方に向けたページです。
白髪もある40代以降の世代に白髪染め以外の選択肢が増えたことでハイライトなどのデザインカラーが広まり、ヘアカラーメニューも多様化しています。
これを読めば自分のなりたいヘアカラーの予約やオーダーがしやすくなると思います。